忍者ブログ

当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

RSS TWITTER RssTwitter

牛との戦いについて

男と生まれたからには誰もが一生のうち一度は夢見る「地上最強の男」。口にするのは容易いですが、では一体どうやって地上最強の男になるのか。その方法論について、スペインにおいては「牛と戦う」というシンプルなソリューションによって社会にビルトインされています。牛と戦わない臆病者が地上最強とはおこがましい、というわけです。なるほど。

2月23日からPS Storeでインディーズセールがやってて、インディーズ系のゲームが最大80%オフで買えるセールなんですけど、その中に「Toro ~牛との戦い~」というゲームがあります。わざわざスペインまで行かなくとも牛と戦えるとは便利な時代になったものですね。PS Plus会員なら50%引きで700円ちょっとで買えるのでお得です。
ちなみに「Toro」って言葉の意味わかんなかったので調べたら、スペイン語で「雄牛」という意味だそうです。原題は「Toro」だけのタイトルで、とって付けたような「牛との戦い」は日本オリジナル。クソい映画の邦題みたいなタイトルの付け方が魂に訴えてくるところありますね。

注意しなければならないのは、一応日本のPS Storeで売っているんですが、ゲーム内の言語の設定はスペイン語と英語にしかできないという点です。ただ、そもそも考えてみれば牛と戦うのに言語は必要ないのと、あまりに操作系が単純すぎて全く文字が読めなくても問題なくプレイできるので一安心ですね。

ゲームを始めるとまずキャラクリエイトから始まります。一見PS1~PS2クラスのグラフィックのように見えますが、ゲームはグラフィックが全てじゃないと自分に言い聞かせましょう。なお、出身地は何を設定しても特に何の意味もありません。


キャラを作って簡単なチュートリアルを終えると、いよいよ牛との戦いです。まじでこれでPS4のグラフィックかよとは言わないように。ゲームはグラフィックではないのです。

牛はR1ボタンを押して呼ぶと闘牛士に突っ込んできますので、タイミングよく「L2を押しながら□+□」を押すと牛を躱します。通り過ぎた牛は高確率でボーっとしているので、もう一度R1ボタンを押して呼ぶ必要があります。牛が突っ込んでくると「L2を押しながら□+□」を押して牛を躱します。あとはその繰り返しです。それ以外は特にやることがないゲームなので、覚えやすくていいですね。心を無にして牛と向かい合い、道を極めましょう。
ちなみに、「L2を押しながら□+□」だけではなくて「L2を押しながら□+○」や「L2を押しながら□+×」など最大4パターンの違う躱し方を設定できます。連続で躱していくとコンボが繋がってスコアが伸びますが、違うパターンの躱し方をすると更にスコアが伸びます。スコアが伸びて良いことがあるかというと別にないのですが、やり込みとはそういうものなので頑張ってスコアを稼ぎましょう。


このゲームにはタイミングを計れるゲージとかそういうゲーム的な軟弱なものが一切ないので、牛を躱すコマンドである「L2を押しながら□+□」の入力タイミングは勘で覚える必要があります。この受付時間が結構シビアで、慣れるまでは相当牛に跳ねられ続けます。地上最強の男になるには身体で覚えないといけないということですね。ちなみに簡単に攻略的なアドバイスをすると、牛二頭分くらいの距離のときにコマンドを入力すると成功しやすいです。

さらに質の悪いことに、どうも「L2を押しながら□+□」とか「L2を押しながら□+×」とかのコマンドごとに適切な入力タイミングが違うっぽい感じがあります。ホントにこれ完全に体感なんですけど、どうも違うっぽいんですよね。というのもそのへんの入力タイミングについても、ゲーム内では一切説明がないからです。タイミングは身体で覚えて牛と向き合ってください。


一応ステージは形上いくつかあるんですけど、ステージごとに観客席のグラフィックが違うだけで、場合によっては何か障害物があるとかそういうことは一切なく、全部同じフィールドで戦えるので牛との戦いに集中できますね。
牛も何種類かいますが、全員闘牛士に向かって突っ込んでくるだけなので何時間遊んでも区別がつきません。スピードとか違うのかもしれませんが、よくわかりません。実際人間に牛の区別つくかというとつかないと思うので、何とリアル志向なのだと積極的に感動していきましょう。

 
音楽は、観客の歓声以外ほとんどの状況で無音なので、牛との戦いに集中できます。観客の歓声が一番大きくなるのは、回避をミスって闘牛士が牛に跳ねられたときでして、まぁ実際の闘牛ってそんなもんだと思うしわからなくはないけど、ユーザーへのゲームの報酬系としてどうなのかなという邪念が頭をよぎりますが振り払いましょう。

連続で回避をキメて画面右下のゲージの観客の盛り上がりが最高潮になるとようやくラテンっぽいBGMが流れますが、一回ミスるとすぐ消えます。実際ゲーム中でBGMを聞いている瞬間というのは殆どありません。音に心を乱されることなく、ますます牛との戦いに集中できますね。


回避を続けて牛の怒りゲージがMAXになると突然QTEが始まって、指示されたボタンを押すゲームに変わります。この判定はやたらゆっくりでヌルいので適当に押して大丈夫です。終わったら何事もなかったかのように闘牛に戻ります。あとはまた牛を避けてゲージを貯めてQTEをやっての繰り返しです。複雑なことは一切ないので牛に集中してください。

闘牛の構成としてはファーストステージで3分の闘牛、セカンドステージでQTE、サードステージで3分の闘牛、そして最後にクライマックスで牛を殺すQTEがあります。


牛を殺すQTEもやたら入力がヌルいしまず失敗することはないと思うのですが、突っ込んでくる牛を躱して牛の額に剣を突き刺して牛を殺すクライマックスのシーンは、闘牛士が牛を躱した瞬間にカメラが闘牛士のドヤ顔映しちゃって牛が画面から消えるので、牛がどうなったのかは不明という消化不良な演出で終わります。またゲーム始めたら牛が出てくるので、たぶん牛は助かったのだと思います。良かった、死んだ牛はいなかったんだ……。


結局何が言いたいかというと、つまるところインディーズセールで買うなら『Salt and Sanctuary』とか『The Witness』とか『メゾン・ド・魔王』とか買えばいいんじゃないかなと思うし、どうしても自分の中で牛と戦いたいという葛藤が消えなければ今すぐ焼肉屋にでも行くといいのではないかと思いました。
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
無題
牛に「妙齢の婚活女性」とか「実態を顧みない政府のキャンペーン」とか命名できると多少俺TUEEE感が向上しそうです。多少。
名無し 2017/02/26(Sun)18:56:21 編集
無題
妙齢の婚活女性が突っ込んでくるのを避け続けるゲームとかフェミ団体からめっちゃ怒られそう。
ちなみに紹介しといてなんですが、乾いた笑いが出てくるタイプのつまらなさなので絶対買わないほうがいいですよ。ちょっと高いし。
りくぜん 2017/02/26(Sun)22:38:46 編集
無題
男なら一度は世界最強に憧れますが、世界各地で証明の手段があるんですな。
きっとこの退屈さを乗り越えることが、最強への一歩なんだと勝手に納得しました。
名無し 2017/03/01(Wed)22:05:33 編集
無題
実際に跳ねられた瞬間見たんですが
それまで避けるたびにまばらな拍手だったのが
轢かれたらみんな盛り上がったんで闘牛士って大変だなって思いました
名無し 2017/03/02(Thu)20:28:14 編集
無題
これ絶対世界最強になるの諦めたほうがいいデキですよ。
りくぜん 2017/03/02(Thu)21:28:23 編集
無題
SIE内で「Toroだけだと意味分からなすぎるでしょ」って話になって付けたらしいですね。
尚、邦題を申請してから闘牛なのに「闘」ではなく「戦」にしてしまった事に気付くも、修正が面倒との事でそのままリリースした模様。
名無し 2017/03/08(Wed)17:29:16 編集
無題
>Toroだけだと意味分からなすぎるでしょ
そこだけ妥当な発想なんだ…。
りくぜん 2017/03/09(Thu)23:28:54 編集
Clear