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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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コミケのひとり反省会と評論島の頒布数ものさし



コミケへのサークル参加という実績のロックが解除されたわけですが、需要予測を読み間違えて1時間20分程度で完売してしまい、この後2時間ほどスペースに来ていただいた人に謝り続けるお仕事になってしまったことは反省点で、わざわざ足を運んでいただいた方には大変申し訳ないことになってしまいました。

毎年夏や冬になるとTwitterには頒布数量の話題が流れてきて、自分には関係がないことだと思っていたのですが、飽きもせず毎年流れてくる理由がわかりました。なるほど需要予測は確かに大変なテーマです。

結論から言うと、今回の頒布数は75部でした。
絵師さんの島とかだと回転数から見て、もっと頒布しているところが多いと思うのですが、「はて、評論島って何部くらい頒布してるんだろう??」と思い、google先生に頼んでインターネットの集合知に掛け合っても、頒布数を公開している情報が全く見当たらず、結果として目分量で適当に発注してしまったのが失敗の要因だったのではないかと思います。

というわけで一人でも同じ失敗を繰り返すことが減ればと、今後評論島で創作物を頒布したいと思っている人向けに、恥を忍んで頒布数と目安となるための実績値の記録と、それからコミケ申込から参加までの一連の流れについて残しておきます。
 

コンセプト立案からサークル参加申込まで

本を作った根本的な動機は「会計ネタでどこまで不真面目で面白い本を作れるか」という挑戦欲求みたいなものです。C92で頒布した『はじめての粉飾』は「粉飾には興味があるけど、どうやって粉飾をするのかを知っている人は少ない」という興味と知識のギャップにスポットライトを当てて作りました。本屋や電子書籍で調べましたが、類似の本はなく、スキマを埋める意味で作る価値はあると判断しました。粉飾の事例紹介の本は多いんですけどね。

そのため想定読者層は会計クラスタとはしていません。会計を知らない人でもなるべくわかりやすいようにゲーム・漫画のネタをふんだんに盛り込みましたが、これはどちらかというと自分の趣味です。書いてて一番楽しいところです。ただいつも思うんですけど、自分のネタが面白いのかどうかは自分じゃわからないんですよね。「コレほんとに面白いのか……」っていつもめっちゃ真顔です。

上記コンセプトは、サークル申込を行う際、頒布本の内容を記載する欄にエッセンスを記載するようにしました。というのも、サークル申込にあたっては「運営への意見をたくさん書いてくれると当選率が上がるよ」としっかり明示されていることから、選考スタッフの人はひとつひとつの申込内容にちゃんと目を通しているのではないかと仮定できたためです。コミケは多様性を重視する場所だと思っているので、独自性の高さを伝えることができれば当選率は上がると考えました。読んでくれる人にアピールするのも大事ですが、選んでくれる人にそれをしっかり伝えるのもまた大事です。

当然ながら「運営への意見をたくさん書いてくれると当選率が上がる」と明示されているので、自分なりの意見は書きました。実際にどれだけ効果があったのかは後になっても知る術はないのですが、せっかく申し込むのだから当選するためにやるだけのことはやりましょう。
 

頒布物の作成から頒布数の検討まで

本に書く内容自体は新たに勉強するものでもなかったので、粉飾事例集を含む会計本に目を通し、誤った内容や事実誤認等がないか注意を払うことに専念しました。それでも事実誤認があったら五体投地でごめんなさいしかない。ついでなので、目を通した会計本については「参考文献」という形で本の中で紹介しています。また、本のタイトルだけじゃなくて一言レビューもつけときました。いつも思うんですけど、参考文献って本のタイトルだけ載せられても、なんのこっちゃってなりますよね。いや、こっちはその本知らんし。せっかくだからその本に興味を持たせてくれ。

伝え方については、イラストや図を多めに用いてなるべくキャッチーになるよう心がけました。幸いにも嫁がイラストを描ける人だったので、コミケ当選の6月から入稿を行う7月中旬までの1ヶ月間で少しずつ描いてもらいました。イラストに注文をつけると時々ブーたれていたので、定期的に甘味を提供し、懐柔を図りました。

文章と絵が入り交じる関係上、デザインはAdobeのindesignにより作成しました。実はこれに一番工数がかかっています。本文作る時間よりindesignの操作で悩んだ時間のほうが長かったまである。だって使ったことないですし! 今後の人生においても殆ど使うことないんじゃないかと思うので教書買うのはもったいないし、Adobeのヘルプページだけでなんとかしましたけど、覚えてみるとすごい使いやすいねindesign。レイアウトに凝りたい人は検討してみてください。

頒布数の検討にあたっては以下の数字を参考にしました。極まってくると、こういうところからある程度は需要予測ができるようになるのではないかと考えています。
実際の数字を晒しますので、ぜひ自分の数字と見比べて予測に使ってみてください。こういうデータの一つでも公開されていれば、誰かの役に立つこともあるでしょう。
 
サンプル告知の投稿は231RT、276ファボでした。(入稿時点ではもっと少なかったですが記録なし) 
告知ページのブログのURLは23RT、18ファボでした。(入稿時点ではもっと少なかったですが記録なし) 
ブログの当該記事のはてブは3でした(画像は4ですが、入稿後のもの)


Twitterのフォロワー数は2,340くらいでした。

コミケWEBカタログの最終お気に入り数は44でした。ただ、これは直前に急増するので参考にはならないかと思います。



そして、頒布物は75冊で11時20分ごろ完売でした。
完売しちゃったので結局の答えは不明なのですが、肌感覚で150~200冊程度の需要があったのではないかと感じています。

例えばなんですけど、「( 反響が最も大きかったサンプル告知のファボ+RT)/4+フォロワー数/100」とかそういう感じで頒布数の目安が計算できる需要予測指標を作れるといいですよね。
今回の例で言うと、予測頒布数は(231+276)/4+2,340/100=150.2冊となります。おお、今適当に考えた指標なのにそれっぽい。

一定の数字の母数が必要になってくるので、ある程度SNSやってる人であることが前提になっちゃいますが、一定のデータを元に目安頒布数が算出されるみたいな指標が開発されると便利な気がするので、人類の未来の為に誰か考えましょう。しかし数字晒すの恥ずかしいなコレ…。
 

当日の設営

スペースの設営にあたってはこちらのTogetterを参考にしました。

 #即売会机のレイアウトで売上が伸びたor逆効果だった話
 
よくテーブルクロスは持っていったほうが良いと言われるのですが、テーブルクロスを抑えるアイテムがあると良いと思ったので、家にあったドラクエのメタリックモンスターズギャラリーのミミックとマドハンドを持っていたところ微妙に重さがあっていい感じでした。でも考えてみれば本があればそれだけで十分重かったね。

目が光るやつはレイメイ藤井というところの「ライトマン」というアイテムです。本来ブックライトに使うアイテムだそうですが、そういう用途で使ったことはありません。体をグニャグニャ動かせて固定できるので、エロいポーズも作り放題だぞ。

イーゼルもマスキングテープもダイソーで買ったものです。今回改めてダイソーをゆっくり見て回ったけど、想像以上になんでもあって便利ですね。お風呂の鏡の水垢のうろこ取るやつも売ってたので買って家で磨いたけど、感動するくらいピカピカになりました。浴室の鏡が曇るのイヤなんだけど、解決方法がわからなくて困ってたのでホント助かりました。

メッセージボードの黒板はAmazonで1,000円ちょい。水で消せるので、途中で書き換えて遊ぼうと思ってたんですけど時間がなくてそのままでした。

今回はあまり細かく見て回れなかったんだけど、相変わらず評論島は「何というか、世の中には色んな人がいるんだなぁ…」という感想しか出てこないくらい色々あるので見て回るだけで打ち震えます。

人の一度きりの人生はそれぞれオリジナルシナリオなのに、自分のシナリオでは取れない設定の限定ポケモンがたくさんあるので交換する必要に迫られています。即売会なんてのは、言ってみればポケモンの赤と緑を持ち寄る行為みたいなものですが、評論島とかそこにしか出てこないレアポケモンがウヨウヨいるんすよね。うちの本とか知識の一般性で言えばポッポとかイーブイみたいなもんですよ。せっかくコミケに行くならミュウツー見に行ったほうが良いです。この辺を紹介するのもそのうち一度書きたいですね。

そうそう、C93には申し込みました。色々お声がけいただいたのがとても励みになりました。ただ、当初予定外の延長戦なのでさすがに次でラストになるかとは思います。

C92で新刊「はじめての粉飾」を出します


夏コミの3日目に新刊出します。といっても既刊なんてないんで、新刊って言ってみただけです。

サンプルはこんな感じ。




人間に好奇心がある限り、クライムサスペンスには往々にして興味を惹かれるもので、アメリカの殺人ホテルの話とかかなり面白く読めちゃいますし、テレビのゴールデンタイムでは地下にトンネル掘って成功した銀行強盗の話を何度も放送しています。それらに比べると絵は地味ではあるものの、スポーツ系ワルに対して、粉飾決算も文系ワル路線として相応のエンターテイメントの可能性を持ったコンテンツのような気もするのです。アサシンクリードもGTAも面白いんだから、粉飾だって何とか上手くやりゃ面白くなるんじゃないでしょうか。あとは絵面ですよ、きっと。

そういうわけで、本書はかなりエンターテイメント路線に寄せており、いわゆる「お固い」本の多い会計ジャンルの本としては、一応の独自性をもたせることができたのではないかとは思います。

粉飾を「解説する」のではなく、粉飾を「やる」ストーリーとして、各粉飾手法に対して事例の説明は1ページしか割かず、メインは「どうやって赤字を黒字にするのか」を5パターンほど主観的に追っていく作りです。良い子は真似しないようにしましょう。

昔、ゲーム業界決算まとめって書いてたんですけど、内容はともかく雰囲気的には似たような感じに仕上がりました。結局同じ人間が作ると同じようなものができてしまうのです。だから人間は適当なところで死んで、必ず次の人にバトンタッチしなければならないのだなぁと改めて思います。



頼んだ絵のキャプションが「売り上げ」で上がってきたので「売上」に直してって言ったら、絵師にキレられましたが私は元気です。
いや、別にそれでも日本語として正しいのだけど、会計では「売上」と書くのです。きっと、こういった無駄な送り仮名のこだわりが今日もどこかで日本の生産性を落としているのでしょう。日本語に送り仮名があるのが悪い。日本語なんて適当でいいんだよって生産性向上委員会でやってくんないかな。

公用文の書き方とか発狂しますもんね。「とおり」を「通り」と書いてはいけないとか、「もしくは」は「若しくは」と書かないといけないとか色々あって、公用文の書き方の基準(PDF)読むたびに公務員の人は発狂しなくてえらいなぁといつも思ってます。


場所はこの辺みたいです。



計60ページで700円の予定です。調子に乗ってIndesignとか使っちゃったので赤字です。てへ。
日曜日東のア-52b「当たり判定ゼロ」です。よかったら来てください。

野球賭博2017


山下幸輝の趣味怖すぎるでしょ…。(クリックで拡大)

というわけで今年も12連単やります。予想というのは当たるまで書いとくと、当たっときドヤ顔できるから当たるまでやるといいです。 順位の算出方法としては、データスタジアムの2年間平均WARをベースに、35歳以上は×90%して、個人的な主観から補正かけて選手ごとの予想WARを算出して、合計で上だった順に並べてます。

パ・リーグ
1位 ソフトバンクホークス(昨年順位:2位)
去年は終盤で柳田が故障した時点で終戦感があったけど、V逸の原因は終盤の肝心なところで柳田や和田らの離脱があったためで、順当ならばやはり強力。李大浩の穴を埋めきれなかったDHについても、デスパイネを補強したことで埋まった。ウィークポイントへのドンピシャの補強はさすが。不安を強いて言うなら、ここ数年来の課題である捕手の弱さが解決されていないことくらいか。あと今宮の守備成績が落ちてるけど、まだ26歳なので単純な年度の波という認識で良いのでは。若手では上林や真砂がウエスタンで順調に打席を重ねてるけど、上林はまだしも真砂は三振の多さと四球の少なさに見られるように打席でのアプローチに雑さが残るので、もう少し時間がかかりそう。

2位 北海道日本ハムファイターズ(昨年順位:1位)
打者としても投手としても大谷の能力に疑問を呈す必要は残っていないけど、さすがに投手と野手を両方やるのはハードワークなので、だんだん年を取るとともに回復力がネックになってくるのでは。無茶しても翌日平気で起きられるのは若いうちだけなんやで…(実感)。WBC辞退の要因ともなった足の故障も抱えてしばらくは投手も難しそうだし、大谷はWARベースで去年より数字を落とすと見たほうが良さそう。また陽岱鋼の流出がある一方で、大きな補強もなし。岡は去年のBABIPが.456もあり、さすがに維持できないと思うので成績ダウンを織り込まざるをえない。西川、田中賢、中田翔、レアードらの攻撃力は引き続きリーグ屈指で、上位を維持する力はある。

3位 埼玉西武ライオンズ(昨年順位:4位)
野手陣の名前見て毎年騙されてるんだけど、今年も騙されます。ようやく山川使いだしてくれたことで、打線はずっとクリーンナップが続くようなもの。山川とか明らかに時間かかるタイプなのだからじっくり腰を落ち着けて使い続けて欲しい。高出塁率の秋山のほかにも、金子にもある程度の出塁率がついてくれば得点力はさらに上がりそう。あとはキャッチャーをそろそろ銀から変えような。問題は岸の抜けた投手陣。高橋光成と多和田はいい投手だと思うのでともに去年の100イニング前後からもう少しイニング伸ばすことで埋めれれば。あとはカーブで150km出すことで知られる相内誠クンが上で使えれば、ある程度先発の陣容も整うはず。2軍成績はアテになるので、1軍環境に慣れるまで辛抱強く使えばきっと花開く説。

4位 東北楽天ゴールデンイーグルス(昨年順位:5位)
岸を獲れたことでリーグ屈指の投手陣に。則本は毎年ハードワークしてて過労で壊れないか心配になるけど、故障までは読めないので壊れない前提で。安樂は故障で開幕絶望にはなったものの、去年後半から投球の内容は右肩上がりになってきていて、そろそろ本格化が見込まれそう。シーズン中盤からでも100イニング以上投げられれば、チームとしては十分な上積み。西武とは対象的に、楽天の場合は野手陣がネック。本来得点源を担うべきファーストにOPS0.7ちょいの銀次が座り、同様に打撃力を求められるサードの今江もOPS0.7前後という現状はどう考えても苦しい。去年HR27本のウィーラーはよくやったと思うけど、さらにHR40本とか求めるのはさすがに酷。ロースコアの接戦が増えるはずなのでリリーフ陣の頑張りがキーか。

5位 千葉ロッテマリーンズ(昨年順位:3位)
デスパイネが抜けたことで新外国人のダフィーとパラデスが中核に座るが、読めない。パラデスはメジャーで実績があるけどフリースインガータイプなので当たりハズレが大きいかも。前任のデスパイネが当たりだったので、総じて期待値はマイナス計算で良いのでは。どうでもいいけど、ダフィーとパラデスって語呂の良い外国人コンビとして数年は頭に残りそう。横浜に在籍したズーバーとドスターのコンビを思い出す。守備に難のある鈴木大地のセカンドコンバートは英断。まだ若いし、レギュラーで活躍している選手に対してこれだけ思い切った決断ができたのはさすが伊東監督。投手陣では、石川歩が若干出来過ぎな感があって昨対比の成績悪化を見込んでみたけど、シンカー系のゴロピッチャーなので、案外のらりくらりと良成績残し続けるのかもしれない。

6位 オリックス・バファローズ(昨年順位:6位)
去年最下位の戦力から更に糸井が流出したのは痛い。糸井クラスの選手の代わりを見つけてこいと言われても普通はそう見つからない。新外国人のロメロが爆発するなどの嬉しい誤算がない限り計算上かなり厳しい。吉田正尚が腰痛でオープン戦の欠場が続いているのもマイナス要素。人工芝の京セラドームで腰痛抱えるのは尾を引く可能性あって怖いね。あと伊藤光がいつの間にか完全に内野手になってるけど、ファーストやサードでやれる打撃力の選手じゃないだろと思う。投手陣ではエースの金子千尋が2年連続で成績が悪かった。手術以降衰えたと見ていいんだろうか。新外国人のコークはOP戦良成績。メジャーでは凡庸な成績も、日本に来てからは四球が著しく少ないのが目につく。ボールが合ってるということかもしれない。

セ・リーグ
1位 広島東洋カープ(昨年順位:1位)
黒田が引退でイニングに大きく穴が開くも、去年あまり投げてない大瀬良と2年目の岡田明丈が順調にローテを回れれば十分穴は埋めれるのでは。特に大瀬良は三振を取れるピッチャーで、K/BBも毎年優れた数字を出しているし、故障がなければリーグ上位の成績を出せるポテンシャルはあると思う。リリーフ陣では去年に引き続きジャクソンが期待できる。平均球速はリーグ2位で、やはり球が速いピッチャーはそれだけで正義。「タナキクマル」はいずれも若く、中日が強かった頃の荒木井端福留を思い起こさせる。しばらくは彼らの時代が続くのでは。新井さんの昨対比悪化を見込んでもオールスター級の野手を多数抱える打線はなお強い。連覇の力は十分。

2位 読売ジャイアンツ(昨年順位:2位)
オフは大補強も、去年枚数が足りなくて長谷川とかまで投げてた先発、貧打の原因となった外野、高木京介が抜けて山口の登板過多に繋がった左の中継ぎと例年になくポイントは的確。ただ山口俊は肩をやってるので長引きそうなのと、陽岱鋼も開幕間に合いそうにない状態と、出足から躓いている。また、トレードで獲った吉川光はハムの後期から三振が取れなくなっており、明らかに直球が劣化している。ネームバリューはともかく、内容を見ると微妙感溢れる補強で、去年WAR1位を記録した坂本の「坂本個人軍」状態はまだ続くのでは。新外国人のカミネロは確かに速い。速いというのはそれだけで素晴らしいのだけど、あのフォームだとコントロールに不安が残るし、時折四球で崩れることがあれば総じてほどほどの成績にしかならないのでは。

3位 阪神タイガース(昨年順位:4位)
ショートの定位置を奪った北條の伸びしろに期待できる。去年の後半くらいからボールに対して強いコンタクトができてるし、待球もしっかりできてるから四球も取れてる。フルシーズンで出ればそれなりの成績を残しそうだし、昨対比という考えでみれば鳥谷から北條に代わったことで守備力もプラス。藤浪岩貞メッセンジャーと、ローテに優れたピッチャーが揃っていることが強みなので、セカンドに大和をおいて守り勝つ野球を目指しても面白そう。打線は糸井が入って厚みを増すも、ゴメスの後釜としての長距離砲を探してこなかったのは糸井福留の出塁力を考えると編成上惜しい点。腰の問題はあるのだろうけれど、可能であればキャッチャーに原口を据えて、ファーストにはランナーを返すタイプの長距離砲を置ければ相当強いチームになったはず。

4位 東京ヤクルトスワローズ(昨年順位:5位)
ほぼ山田のワンマンチーム。巨人の坂本依存も大概だけど、ヤクルトの山田依存はそれを上回る。一応4位に置いてるけど、早期に山田が離脱したら即最下位という、一つのヒット商品頼みの一本足打法のメーカーみたいな状態。投手陣に課題があるのは誰の目にも明らかなので、オーレンドルフやブキャナンを補強。ただいずれもエース級にはなりえなさそう。高卒の寺島は早々に故障したけど、チーム状況によってはシーズン後半には学徒動員がありえるのでは。個人的に寺島は杉内タイプのエースピッチャーになりえる素材と思うので、急がずじっくり育てて欲しい。ドラフトの時Twitter休止してたのクレバーさを感じさせる振る舞いだった。18歳はもっと能天気なのが普通だと思う。

5位 横浜DeNAベイスターズ(昨年順位:3位)
センターラインの弱さが解決されない限り3位が上限だと見てるけど、そこに大きな改善が見られなかった上に、山口俊の100イニングを埋めるという課題がプラスで加わったのは若干重たい。先発ローテ候補として獲得したクラインが、OP戦で四球祭りという最悪な原因で燃えまくってるのも前途多難を感じさせる。一方、クローザー候補のパットンの方はメジャーでも3Aでもイニング以上の三振を奪えており、リリーフとしては広島のジャクソン級としたWARで計算してみたものの、主力のストレートも150kmくらいで動画見てもそこまで極端なフォームにも見えないんだけど、何か打者から見て打ちづらいところがあるのかもしれない。筒香は未来の日本の4番とずっといい続けてきたので、先般のWBCは感無量でした。

6位 中日ドラゴンズ(昨年順位:6位)
セ・リーグの3~6位のチーム力はわりと似たり寄ったりで、中日もゲレーロビシエド平田のクリーンナップは強力だと思うので、最高3位まではあるかと思ったけど、柳裕也の出遅れと小笠原慎之介も開幕間に合いそうににないのを決め手に6位としました。ゲレーロはマエケン曰く「打撃は凄いけど、守備も(ひどい方に) 凄い」だそうで、OP戦の経過も順調で、一定の期待はできそう。外野で使えるといいよね。ビシエドは去年後半悪かったけど、総じて見ると思ったより四球が多く(9.3%)三振が少なかった(14.4%)ので、日本のピッチャーのボールを良く見れてたと言っていいのでは。去年以上の成績を残せるかもしれない。投手陣は去年故障していた大野のイニングの増加が見込まれて伸びしろはあるけど、ローテをバルデスやジョーダンに頼ってるうちは厳しいか。

レートはへビジューで(風化させていかないスタイル)。よろしくお願いします。

牛との戦いについて

男と生まれたからには誰もが一生のうち一度は夢見る「地上最強の男」。口にするのは容易いですが、では一体どうやって地上最強の男になるのか。その方法論について、スペインにおいては「牛と戦う」というシンプルなソリューションによって社会にビルトインされています。牛と戦わない臆病者が地上最強とはおこがましい、というわけです。なるほど。

2月23日からPS Storeでインディーズセールがやってて、インディーズ系のゲームが最大80%オフで買えるセールなんですけど、その中に「Toro ~牛との戦い~」というゲームがあります。わざわざスペインまで行かなくとも牛と戦えるとは便利な時代になったものですね。PS Plus会員なら50%引きで700円ちょっとで買えるのでお得です。
ちなみに「Toro」って言葉の意味わかんなかったので調べたら、スペイン語で「雄牛」という意味だそうです。原題は「Toro」だけのタイトルで、とって付けたような「牛との戦い」は日本オリジナル。クソい映画の邦題みたいなタイトルの付け方が魂に訴えてくるところありますね。

注意しなければならないのは、一応日本のPS Storeで売っているんですが、ゲーム内の言語の設定はスペイン語と英語にしかできないという点です。ただ、そもそも考えてみれば牛と戦うのに言語は必要ないのと、あまりに操作系が単純すぎて全く文字が読めなくても問題なくプレイできるので一安心ですね。

ゲームを始めるとまずキャラクリエイトから始まります。一見PS1~PS2クラスのグラフィックのように見えますが、ゲームはグラフィックが全てじゃないと自分に言い聞かせましょう。なお、出身地は何を設定しても特に何の意味もありません。


キャラを作って簡単なチュートリアルを終えると、いよいよ牛との戦いです。まじでこれでPS4のグラフィックかよとは言わないように。ゲームはグラフィックではないのです。

牛はR1ボタンを押して呼ぶと闘牛士に突っ込んできますので、タイミングよく「L2を押しながら□+□」を押すと牛を躱します。通り過ぎた牛は高確率でボーっとしているので、もう一度R1ボタンを押して呼ぶ必要があります。牛が突っ込んでくると「L2を押しながら□+□」を押して牛を躱します。あとはその繰り返しです。それ以外は特にやることがないゲームなので、覚えやすくていいですね。心を無にして牛と向かい合い、道を極めましょう。
ちなみに、「L2を押しながら□+□」だけではなくて「L2を押しながら□+○」や「L2を押しながら□+×」など最大4パターンの違う躱し方を設定できます。連続で躱していくとコンボが繋がってスコアが伸びますが、違うパターンの躱し方をすると更にスコアが伸びます。スコアが伸びて良いことがあるかというと別にないのですが、やり込みとはそういうものなので頑張ってスコアを稼ぎましょう。


このゲームにはタイミングを計れるゲージとかそういうゲーム的な軟弱なものが一切ないので、牛を躱すコマンドである「L2を押しながら□+□」の入力タイミングは勘で覚える必要があります。この受付時間が結構シビアで、慣れるまでは相当牛に跳ねられ続けます。地上最強の男になるには身体で覚えないといけないということですね。ちなみに簡単に攻略的なアドバイスをすると、牛二頭分くらいの距離のときにコマンドを入力すると成功しやすいです。

さらに質の悪いことに、どうも「L2を押しながら□+□」とか「L2を押しながら□+×」とかのコマンドごとに適切な入力タイミングが違うっぽい感じがあります。ホントにこれ完全に体感なんですけど、どうも違うっぽいんですよね。というのもそのへんの入力タイミングについても、ゲーム内では一切説明がないからです。タイミングは身体で覚えて牛と向き合ってください。


一応ステージは形上いくつかあるんですけど、ステージごとに観客席のグラフィックが違うだけで、場合によっては何か障害物があるとかそういうことは一切なく、全部同じフィールドで戦えるので牛との戦いに集中できますね。
牛も何種類かいますが、全員闘牛士に向かって突っ込んでくるだけなので何時間遊んでも区別がつきません。スピードとか違うのかもしれませんが、よくわかりません。実際人間に牛の区別つくかというとつかないと思うので、何とリアル志向なのだと積極的に感動していきましょう。

 
音楽は、観客の歓声以外ほとんどの状況で無音なので、牛との戦いに集中できます。観客の歓声が一番大きくなるのは、回避をミスって闘牛士が牛に跳ねられたときでして、まぁ実際の闘牛ってそんなもんだと思うしわからなくはないけど、ユーザーへのゲームの報酬系としてどうなのかなという邪念が頭をよぎりますが振り払いましょう。

連続で回避をキメて画面右下のゲージの観客の盛り上がりが最高潮になるとようやくラテンっぽいBGMが流れますが、一回ミスるとすぐ消えます。実際ゲーム中でBGMを聞いている瞬間というのは殆どありません。音に心を乱されることなく、ますます牛との戦いに集中できますね。


回避を続けて牛の怒りゲージがMAXになると突然QTEが始まって、指示されたボタンを押すゲームに変わります。この判定はやたらゆっくりでヌルいので適当に押して大丈夫です。終わったら何事もなかったかのように闘牛に戻ります。あとはまた牛を避けてゲージを貯めてQTEをやっての繰り返しです。複雑なことは一切ないので牛に集中してください。

闘牛の構成としてはファーストステージで3分の闘牛、セカンドステージでQTE、サードステージで3分の闘牛、そして最後にクライマックスで牛を殺すQTEがあります。


牛を殺すQTEもやたら入力がヌルいしまず失敗することはないと思うのですが、突っ込んでくる牛を躱して牛の額に剣を突き刺して牛を殺すクライマックスのシーンは、闘牛士が牛を躱した瞬間にカメラが闘牛士のドヤ顔映しちゃって牛が画面から消えるので、牛がどうなったのかは不明という消化不良な演出で終わります。またゲーム始めたら牛が出てくるので、たぶん牛は助かったのだと思います。良かった、死んだ牛はいなかったんだ……。


結局何が言いたいかというと、つまるところインディーズセールで買うなら『Salt and Sanctuary』とか『The Witness』とか『メゾン・ド・魔王』とか買えばいいんじゃないかなと思うし、どうしても自分の中で牛と戦いたいという葛藤が消えなければ今すぐ焼肉屋にでも行くといいのではないかと思いました。

プリンセスは金の亡者にならないために適切な資産運用とは

資本主義を憎んでやまないみなさんこんにちは。
「お金なんてあっても幸せになれない」なんて言いますが、この資本主義社会においてはお金がないともっと幸せから遠ざかってしまいます。「親の医療費がない! けど私は幸せ!」なんて人はいませんし、いたとすればそれは親を殺したい人かもしれません。
お金は幸せの十分条件ではありませんが、必要条件ですよねという話ではあるでしょう。

ところで、日本一ソフトウェアは去年『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』というクッソすばらしいダンジョン探索ゲーをリリースしてまして、あまりの内容の良さに10億円くらい株を買って「しばらく株価の心配などせんで良いから、作りたいゲームを作ることに専念したまえ、ホッホッホ」とでもやろうと考えたところ、10億円が手元になくて断念したのですが、それから株価2倍くらいに暴騰しました。10億買ってたら20億になってたと思うと夜も眠れません。クソッ、手元に10億円さえあれば…。

そんな日本一ソフトウェアが昨年末リリースした『プリンセスは金の亡者』に、次のようなやりとりが出てきます。




 

株の信用取引とFXで全財産を解かして人生終了した世紀末覇王の父親の仇を取るため、信用取引とFXを父親に唆したドラゴローンにプリンセスが復讐するというストーリーなのですが、素人に信用取引とFXを勧めてハメこむなんてさすがドラゴローンさんやでぇ…。エグい。
では、世紀末覇王のお父はんはどのような資産運用を行うのがベストだったのでしょうか?

投資を行う際によく出てくる指標として「S&P500」というものがあります。「S&P500」とは、アメリカの代表的な株価指数で、代表的な上場企業500社の時価総額を基に算出されます。製造業・金融・情報・生活・素材など様々なジャンルに自然と分散投資となるので、「アメリカ経済全体の成長」に対して投資を行うことのできるメリットがあります。
「S&P500」のこの5年間の推移は次のグラフのとおり。(Bloombergより)



かのウォーレン・バフェットも自分の死後の資産運用にあたり「S&P500の投信買って寝とけ(意訳」と言うくらいですし、世紀末覇王のお父ちゃんもS&P500を買って寝てさえいれば娘を露頭に迷わせることはなかったのです。基本的に株式なんてものは経済成長率に従って推移するものですし、大雑把に言えば中長期的にはその国の名目GDP成長率程度の利回りは期待できると見て良いでしょう。ならば、経済成長率は一人あたりの生産性と人口の増加率から生み出されるのだから、生産性が高くて人口が増える国に投資してけば、利回りはプラスに収束していくのではないかと考えられるのです。
したがって、もし世紀末覇王になって莫大な資産運用を行うことになった場合は、アメリカへインデックス投資を行うことで大切な娘と国民を守っていくのが良いのではないかと思います。ご参考ください。

そんな導入だと、『プリンセスは金の亡者』 は、強欲な資本主義に復讐するようなストーリーに見えますが、プリンセスは現実主義者。敵であろうが、罠であろうが、すべて買収して自分の味方として運用します。ボスも再登場時は買収可能ですし、ほぼ全てのギミックが買収可能という金が全ての資本主義アクション。では、その買収資金はどこから持ってくるのかというと。



カツアゲします。さすがお嬢はんやでぇ…。
敵を数発殴ると「BREAK!」という状態になってピヨるので、そのタイミングでVitaの右スティックをグリグリ回すとジャラジャラお金が出てきます。これってまさか大阪府民に伝わる伝説の「ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたるぞ」ってヤツなのでは…。ホント、スティックグリグリやってるだけで「あぁ、今ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしてるんだな」と思わされる感は不思議だし、過去最高に奥歯ガタガタ言わせてるゲーム。

この「人を殴って金を落とさせる」感覚は、くにおくんシリーズを彷彿とさせるところありますが、お嬢はんの容赦ないジャラジャラっぷりを見ていると、くにおくんもやはり関東育ちのボンやなという感じに。ちなみに登場人物は例外なく全員関西弁なので、ミナミの帝王見る手間が省けて便利です。



基本的には見下ろし型アクションゲームなのですが、アクションしながら買収もしなきゃならんのでめっちゃ忙しい。ただ先ほど考えた古来より伝わる格言にあるとおり「忙しいゲームは良いゲーム」なのです。仕事は忙しいと良くないのにね、不思議だね。
20億さえあれば、会社辞めて配当金や不動産賃貸収入生活でノーストレスに暮らしたいなと思うのだけど、そのような暮らしをしている人はわりと実際に結構いたりするので、やっぱ資本主義ってクソだわと思いました。
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