当たり判定ゼロ
麻雀博物館
とにかく、ヒキが悪かったのです。
その日も私は負けて負けて負けまくりました。そもそも麻雀は7割がた負ける競技ではありますが、不可解の海に私は沈み、Rも沈む一方です。
経験上、こんなときは何かに責任転嫁をするのが一番だと私は知っているので、責任を擦り付ける何かを探していました。ご存知のとおり、麻雀は竹書房の陰謀に支配された競技でもあります。竹書房の発行する『近代麻雀』なる雑誌に、奇天烈なヒキをもつ人物が多数登場することもその証拠の一つといえます。
つまるところ、何もかも竹書房が悪いということになるのですが、そんな編集長が怖そうな顔をしているところに責任を押し付けるほど度胸はないので、こう考えてみることにしました。
竹書房への年貢が足りない。
そう、そうだったのです。
神社に行ってもご利益を得ようと思えばお賽銭を投げなければならないではないですか。
噂によれば地獄だって金次第だそうじゃないですか。
いわんや現世をや、です。
というわけで、竹書房さん運営の千葉県にある麻雀博物館に行ってきたのです。(入館料500円)
東京都心から車で1時間半。千葉県みさき町にそれはあります。
でかい看板が道路沿いに出ているので、見逃すことはないと思います。
駐車場は広大ですが、土曜日の昼間なのに止まっている車は殆どありません。
みんな不景気が悪いのだと思います。
駐車場からすぐのところに麻雀博物館はあります。
玄関の張り紙をよく見ると…。
『ムダヅモ無き改革』アニメ化のポスターでした。
大ファンなので、秋葉原のサイン会も行ってます。
中は意外としっかりした博物館。職員の人に聞いてみたら、写真撮影もOKだそうです。
昼過ぎくらいに行ったのに、館内のビデオ放送とか全OFFになっていて、私らの入館後に職員の人が電源を入れにいったのは、まさか午前の客がゼロだったということですか。そんなことないよねバーニィ。
誰もいなかったので、快適に見ることができ、写真撮影ものんびりと行うことができました。
これも不景気が悪いのだと思います。
袁世凱が使ってた牌とか、人骨牌とか、巣鴨プリズンでA級戦犯が使ってた牌とか、博物館としての品質でいうなら、ガチ。普通に感心してしまいました。
中国やアメリカ等、諸外国から集めてきたモノが多く、蒐集家としての執念を感じます。
自動麻雀卓のはしりだそうです。ボタンを押すと、牌がマグネットでうねります。
いや、本当にうねるんですって。うにょうにょ動きます。
アメリカのローカル役「CIVIL WAR」
本当に連中は南北戦争が好きですねぇ。
「ジョニー!これでツモだ!」
「なんだい、ロブ。手になっていないじゃないか」
「ジョニー、よく見てみろよ、南・北・1861・1865……これがなんだかお前もアメリカ人ならわかるだろう?」
「Oh!!南北戦争じゃないか!よくこんなの思いついたな、お前がNo.1だよロブ!HAHAHA」
「HAHAHA!U・S・A!!U・S・A!!」
たぶんこんな感じで作られた役だと思う。
竹書房運営なので漫画コーナーもあります。
以前、麻雀について僕が語ろうさんで見かけてから一度読みたいと思ってた森義一先生の『雀鬼流転』をこんなところで目にするとは。実際に見た義一ハンドはセンスが地球一周しているくらいカッコよかったです。
表紙だけで圧倒的な存在感。いつか中も読みたいものです。
一般的に「世界で唯一の~!!」とか題しているところはイっちゃってるセンスのところが多い中、麻雀博物館は世界で唯一の麻雀にかかる博物館ながら、博物館の名に恥じることのない抜群のクオリティでした。
そして帰ってきてから数局打つも、神が光臨するということもなく、相変わらず代わり映えのしない内容の戦績。
尼子の人の新作
尼子の人の新作来てた様子。自作絵での超絶クオリティ作品。
尼子家で一番面白く作れるところは主要登場人物の出揃う晴久の代だと思うのですが、この段階でこれだけ面白く作れるとは恐れ入るしかないですよ。題材の料理の仕方に知性を感じて仕方がない。
今回は経久が出雲で旗揚げするまでのお話。
2chネタ&ニコニコネタを全編に通して絡めてくるのも相変わらず。歴史に興味があるとか抜きにして、ネタ動画としても普通に面白いってのがね。
「出雲に住めるよ!」
「殺ったね政常!」
には吹いたw
見たことのない人は、全集とも言える「尼子家動画流星群」から見ると良いかもしれません。
はわわ素数を数えるのじゃとか言い出す横山司馬懿はいつ見ても笑えるw
ああそれにしても月山富田城行きてぇ…。
図書館の恐ろしさについて
図書館に行くと、得も知れぬ劣等感に襲われます。
一体全体あの人たちは、揃いも揃って何の勉強をしているのでしょうか。
学校だったらわかるんですよ。学校だったら。
学校であれば、文科省から与えられたカリキュラムに沿って教師から与えられた課題を一生懸命やっているだけでしょう。つまり、彼らが何を勉強しているのかわかるという安心感があるのです。
ところが、図書館だとこれが一変します。
英語の辞書を片手に何か書いてる(らしい)人も居れば、得体の知れぬ参考文献を見ながら細かい字でノートをとっている(ように見える)人も居ます。
(らしい)とか(ように見える)としか書けないのは、通りすがりにチラッと横目で見ることしかできないからです。
まさか「何を読まれているのですか?」などと聞くわけにもいきません。邪魔者扱いされることうけあいですし、どちらかというと変質者と見られる可能性が高いでしょう。(実際のところ、私は変質者ですので、あながち間違いではないのですが)
つまり、彼らが何をやっているのかは永遠の謎なのです。
これはちょっとした恐怖ですよ!
人は理解できないものに対してもっとも不安になります。
したがって、図書館はクトゥルフ神話のアーカムシティより多分怖いです。
彼らは私の知らないあんなことやこんなことも知っているに違いないのです。彼らのそばを通るたびに「何か難しそうなことやってるなぁ」と私の劣等感は煽られます。次第にゾクゾクしてくるので、胸の中で生まれた仄暗い気持ちが爆発しないうちに図書館を退去することを迫られてしまうのです。
え? 図書館でゾクゾクなんてしない? そう。
上記のように、図書館は一般的に恐怖の象徴として認知されている昨今ですが、今日の図書館はそんな私を少し優しい気持ちにさせてくれました。
荒涼たるマッドシティたる東京。
その中心部にて、ほっと心温まる光景が展開されていたことは、人類もまだ捨てたものではないなと、未来への希望の萌芽を感じさせるところもあるでしょう。
神はニーチェという西洋人に殺害されたと聞き及んでおりましたが、そんな話を素直に信じた過去の私を恥じたい思いです。
まさか千代田区立図書館の共用フロアのネット接続用PCで「うみねこのなく頃に」を堂々と遊んでいる奴がいるとは。
…みんな後ろで見てますよ。
ゲーム遍歴2009
今年はそんなにゲーム遊んだ気がしないのですが、年末なので一応区切りとして。われながらやった時期を全く覚えてないので、順不同で。
最高点は★5つ。
- Left 4 Dead(Xbox360・FPS) ★★★
面白くて勢いのあるCoopさえできりゃ、ストーリーなんてどうでもいいんだよ!を地で行く一作。実際のところ、Coopにおいてはストーリーは自分たちで紡ぐもので、押し付けてられてもしょうがないのです。
シングルだと飽きの早そうな淡白なゲーム性ながら、仲間に助けられるシーンを強制的に多く作ることでうまく連帯感や盛り上がりを演出しています。CPUを助けたり、助けられたりしても楽しくないですが、フレンドとマイクでギャーギャー騒ぎながら遊ぶのは楽しいものです。
ただステージや敵のパターン等が少ない点は、やはり否めず。
- バイオハザード5(Xbox360・TPS) ★★★
劣化4だのなんだの言われてますが、Coopゲーとしては楽しめました。というかCoop以外で実績稼ぎ以外では遊んでいませぬ。確かに、探索の面白みってのが消滅しきってしましましたな。ぼくたちの考えるバイオってのは洋館にせよ警察にせよ、探索するドキドキってのが基本線の一つにあったと思うのですが、今作はただ目の前に敵が出てくるので銃をパンパン打って進むだけですもんねぇ。
別につまらなくは無いけど期待していたバイオはこれじゃなかった、というのが多くの人の感想でしょうし。
- デススマイルズ(Xbox360・STG) ★★★
限定版を注文したはずなのに、注文と配達までの間に引越しをしてしまったためか、注文してしまった限定版が行方不明になってしまったいわく付きの作品(すげえ個人的な事情)。
さすがケイブだけあって弾幕もみやすくて稼ぎも面白いし、キャスパーはかわいい。基本縦シュー派の人間なのですが、爽快に遊ぶことができました。ただ使い魔での弾消しがどうにも面倒くさくて、やりこむまでには至らなんだ。もっと簡単にドカーンズキャーンじゃないと楽しめないような年になってしまったのかと思うと、吊りたくなる。
- ロックマン9(Xbox360・ACT) ★★★
「エアーマンが倒せない」ってあるじゃないですか。子供の頃、まさにあの曲のとおり、友達の家に集まってロックマン2をわいわいやってた世代なもので、ロックマンには特別な思い入れがあるのですよ。本作は難易度的な観点からもまさにあの頃のままで安心しました。「人間は再現性を好む」って言ってたのはアリストレテスでしたっけか。昔の人はいいこと言うわ。
・・・しっかし、コンクリートマンというネーミングセンスにはたまげたなぁ。身も蓋も無く馬鹿っぽくてかっけぇ。
- バーチャロン・オラタン(Xbox360・ACT) ★★★★
とりあえず、出してくれてありがとう。Heyに今でもオラタンが置いてあるというだけあって、歴戦の猛者っぽいもさもさした方々が多くて、オンでは大変ケツに穴を掘られまくりました。機体のカスタマイズできるようになったのも素晴らしかったけど、半分減ったら強制的に金色化してしまうフェイイェンにはあまり意味が無かったぜ。最終的に勝率5割程度でうろうろできたので、買ったり負けたりの兼ね合いがちょうどいい感じで楽しかったり。
- Gears of War 2(Xbox360・TPS) ★★★★★
マーカスは相変わらずかっけぇし、ドムは相変わらず肉だるまだし、ベアードは相変わらずいつもイライラしてそうだし、コールは相変わらず偏差値が低そうだし、カーマインは相変わらずそのうち死にそうだし。
ともかく、いつもの奴らが帰ってきた!某機関のせいで、ヘッドショットで頭がパーンがなくなってしまったのが唯一の残念ポイントですが、その他は満点。どうしてこんなに面白いのか説明しろと言われても困る。本当に面白いものは説明できないほど面白いのだ。
- デビルメイクライ4(Xbox360・ACT) ★★★
発売されてから相当たつけれど、今頃はじめました。ニコニコ動画とかで見るダンテはすげえスタイリッシュでそりゃモテモテだわとか思ったけれど、うちのダンテは呪われててうまく動いてくれません。神社にでも行けば良いでしょうか。
- まもるクンは呪われてしまった(Xbox360・STG) ★★★
正真正銘の呪いゲー。イマドキ珍しい移動型STG。ボリュームは少ないけれど、サクサク遊べるので忙しい社会人向きのゲームだと思うデス。
そして名曲「Yo-kai Disco」をはじめとして、曲が全般的にグッド。グレフの音楽の安定感は方向性こそ異なれ、ファルコムに近いものがあると思うのです。
- シュタインズ・ゲート(Xbox360・ADV) ★★★★★
完全に地雷ゲーだと思ってて回避してた。すまぬすまぬ。発売後1ヶ月して、ネットで話題になってから買ったクチ。基本的に時間移動モノなのですが、時間移動を行うにあたって構築している擬似理論について、実際の科学法則等を基にして、理屈を構築しているところがミソ。まさに妄想科学。男の子回路を保有している人間にとって読んでいるだけで面白いはず。Ever17あたりとその点共通。
しかし、あくまでそれは物語を彩る材料にしか過ぎない。本作は主人公が目的を達成するために、他の登場人物が大切にしているものを手放させなければならず、その過程の描写が面白い。
- Left 4 Dead 2(Xbox360・FPS) ★★★
あっという間に出た続編。続編が出るのが早すぎて購入ボイコット運動さえ起こったほど。確かに前作のボリュームの少なさを見せられると、そりゃ先にDLC充実させるべきなんじゃないの?とは思わなくもない。けれど、武器・アイテムの点数増や、近接武器の増設等の根本的な変更点もあったし、ステージも5つ増えたのでまぁ超大型DLCと思って損は無い・・・と思う。
全般的に前作から大幅な変更点はなく、正常進化といったところで、完成度は高まった。
- DefenseGrid(Xbox360・SLG) ★★★
よくあるタワーディフェンス系ゲーム。自分のタワーで敵の進路を制限できる点がプレイヤーに工夫の余地ができてグッド。バランスもよく設定されており、テンポもいいため、ついつい遊んでしまう時間泥棒。
- ShadowComplex(Xbox360・ACT) ★★★
現在進行中で攻略中なのだけれども。面白いゲームとは何かと考えさせてくれる作品。ゲームと、映画等のその他娯楽作品との違いとは何かと言えば、プレイヤーに主導権があるということ。
つまり、プレイヤーに選択肢のある娯楽である以上、複数の選択肢を与え、その選択の結果プレイヤーにカタルシスを与えることが重要となる。
本作は、ただ敵を倒すにせよ、敵の頭上にある電機ケーブルを撃ち、垂れたケーブルで敵を感電させて倒す等の工夫ができる(もちろん敵に特攻して倒すことも可能であるが、被害は大きくなる)。
そのちょっとした工夫が、うまく配置されていて、気が付いて実行した俺スゲー、カッコイイとなる。最終的に、プレイヤーに俺スゲーといわせるのも重要なのだ。
- 0 day Attack on Earth(Xbox360・STG) ★
全然関係ないですけど、Amazonで「ゲイツポイント」で検索したら、マイクロソフトポイントが出てきて、びびりました。
- プロ野球スピリッツ6(PS2・ACT) ★★
いいかい、一つ大事なことを言うよ。野球オタってのは数字が好きなんだ。この選手はあの年、打率.XXXでHRがXXだったよなーとか語りたいんだ。野球選手とその選手の残した成績を紐付けして考える脳みその構造になっちゃってるんだよ。
なのに、その数字を消してしまうとは何事だ。今投げている投手の防御率は一体いくつなんだ!今立っているバッターの成績はどうなんだ!
ゲーム部分には文句無いけれど、ここだけは野球オタとして納得できなかった。
- Knights in the Nightmare(DS・SLG) ★★★
スティングらしい独特のシステムを搭載させたゲーム。スティックを動かすことがこのゲームを遊ぶ必須用件となるので、まさにDSならではのゲームと言える。スクエニの「すばらしきこのせかい」にもいえるけれど、あらゆる意味でDSでしか遊べないゲームシステムを構築した製作者の発想力の勝利。
ただ、少しステージ数が多すぎて間延びしてしまうの点も否めない。50近くステージがあるというのはどうなのよ。
- 東方星蓮船(PC・STG) ★★★
Lunaticをクリアしていない3作目の東方シリーズになってしまった。このままでは毎年増えそう。こわい。
なんだろう。システムに飽きてしまったのかもしれないし、ただ単純にLunaticを練習する時間がなくなってしまったのを言い訳にしているのかもしれない。
UFOの色連鎖は面倒くさいとの印象しか持たず。色固定のUFOがあると、どうしても覚えゲーの余地が増えてしまうのですよね。気合避けが一番好きな自分にはちと辛いシステム。
しかし、実際のところ一番遊んでいるのは、昔買った「だんえた2」だったりするのかもしれない。
はっちゃけにちぎんさん!
去年からだと思うのですが、日本銀行が市民に親しみを持ってもらのを企図してか、年末に市民向けに金融講座を開催しています。
複数日の開催で、時間も18時ごろからと大手町や日本橋近辺のサラリーマンにやさしい設計。去年のタイトルは「にちぎん☆NIGHT」という常軌を逸したハシャギっぷりで、我々小市民の肝を冷やしてくれたことは記憶に新しいですね。
しかし「☆」というワードを使うあたり、少々我々オタに媚びている印象もいなめません。マクロス需要を取り込みにきていることは誰の目にも明らかです。
オタも一般人も同じ市民と言えば市民で、そのあたりの差別は良くないと思うのですが、オタ、一般人さらには子供層も取り込める名称にするほうがなお好ましいのは言うまでもないでしょう。新しい名称を考える必要がありそうです。
悩んでいたところ、ある新聞の投書ネタを目にしました。なんでも、3人の娘が2人のプリキュアの役を巡って争うため、プリキュアの数を増やしてほしいとの苦悩するお父さんからのおはがきでした。文面の括りにはお父さんもプリキュアになりたいと謳ってあります。
これです。今やプリキュアは幼児のみならず一般市民にも浸透していることは明らかです。ましてはオタにおいてをや、です。みんなもプリキュア!日銀もプリキュアです!
最近死にたくなることが多いですのですが、どうしたらいいでしょうか。
前置きが長くなりましたが、昨日、にちぎん☆NIGHT「日本銀行へようこそ ~日銀を紹介する夕べ~」に行ってきました。昨年と違ってずいぶん落ち着いたタイトルになってしまいました。
担当者が変わったのか、上司が変わって担当者のアイデアが却下されるようになったのか、単にマクロスに飽きただけなのかはわかりませんが、至極まっとうでよろしいことだと思います。悲しむのは一部の日銀マニアだけでしょう。なお私は切ないです。
講座は4日間に分かれており、今回は2日目の講演会に参加してきました。
講師は元日銀副総裁の藤原作弥氏。ジャーナリスト(元時事通信)出身という日銀幹部としては大変珍しい経歴をお持ちです。在任は1998-2003とまさに量的緩和の真っ只中。量的緩和しても景気良くならなかったと、自虐的に語っておられましたが。
以下、講演中にメモったことをつらつらと。
- 藤原氏は時事通信社に在籍していたときは、大蔵省担当。
- 日銀は主に3つの機能を持つ。1つは紙幣の管理、1つは金融市場の調整。1つは国庫としての役割。(3つのめのは意味の取りようによっては面白いですね)
- たすきがけ人事がポピュラーであった当時としては、藤原氏が副総裁になったのは大変珍しいこと。その前は元三菱銀行の宇佐美氏くらいかなぁと。
- 大蔵省担当時代に、田中角栄や福田赳夫らと接し、財政を動かす人のパーソナリティに興味を持った。
- 昭和39年は忘れがたいエポック。経済的には、オリンピック実施のために、新幹線・東名高速・ホテルの整備などを実施したことがあげられる。IMF8条国の適用を受ける国としても認められた。(当時は公によるインフラ整備が大々的に行えたから、そりゃ財政面白いですよね)
- 中央銀行は世界的に見ても、通貨、物価の番人として政府のチェック機能を果たすが、当時の日本ではそんなことは難しかった。池田総理のときなど、金利を上げようとするたびに政府から圧力がかかり、当時の山際総裁は大変苦労されていた。言うことを聞かない山際総裁の次は、民間出身の宇佐美氏を起用し、政府の影響力を高めた。
- 政府の力が強かった背景には、当時の日銀法の存在があった。総裁の罷免権まであったのだから。政策委員会は事後的に追認するだけのスリーピングボードであった。(このあたり当時の政府批判が多く、苦労する日銀を代弁する愚痴っぽい感じでした)
- そのため日銀の独立性を謳った新日銀法が1998年に制定された。
- 怠慢な銀行行政がバブルを招いたことの反省による銀行法の改正、日銀法の改正等に藤原氏は携わった。その際、日銀の独立性が必要なことを主張。一方で、透明性を保つために、説明責任も同時に持たせるようにした。
- その後、ある日官房から連絡が来て、副総裁をやるよう頼まれた。一時は断ったが、橋本龍太郎から「制度を作ったのだから、落とし前を付けろ」と言われ、最終的には引き受けた。
- 副総裁になり、量的緩和の実施にも携わったが景気はよくならなかった。
- 改革として、人員の削減(6000→5000人)、給与削減等を実施した。自由な気風を持ち込んだからか、日銀内にヒゲ愛好家が増えた。
- 民主党については、少々がっかりしているが、フランス革命じゃないが、振り子のようにだんだん安定していくものだろうと思っています。(左派に振れていることを言っているのでしょうか。
長くなってしまいましたが、概ねこんなところ。
日銀の金融政策云々いうよりは、藤原氏の経歴をなぞって話されていました。テーマ的に言うと当然ですが。
最後の質疑時間に、「日銀の資本金が~(良く聞き取れず)」という質問がありましたが、「まぁ資本金なんて一つの指標にしか過ぎないからそんな意味ないよね」と返されていました。もっともだと思います。
そんなことより「トイレットペーパーのようにお札刷ったら景気がよくなると思います!」とか「何かジーパンが980円で売ってるんですけど!」とか言ってくれる人がいれば面白かったなぁと思ったり思わなかったり。
ちなみに、受付から会場までの案内は日銀の方がやってくれたのですが、大変親切で気持ちの良い方々ばかりでした。日銀サイコーッBlogを立ち上げようかと思ったくらいです。
夜の写真の難しさは異常。あたし専門家じゃないから写真のことはよくわからないんだもん……。
クリナメンへの傾倒
シュタインズゲートの感想なんだけれど、ネタバレが相応に含まれるので未プレイの人はここから先を読むと呪われます。よいこはきをつけてね。
シュタインズゲートをやり終えた私がまずやったこと。
思わずUDXに飯食いに行った!!
というのも舞台となった秋葉原の近くに住んでたりするので(徒歩5分)。
画面背景全部近所という、それだけで親しみのもてるゲームだったりしました。だって自分の住んでるところから徒歩30秒の最寄り駅とか出てくるんだぜ!!最高だぜ!!(興奮気味)。
テレビで自分ちの近所とか出てきたら嬉しいよねー。終始あんな感じで。
んで。
結論から言うと、男の子回路満載のすっばらしいゲームでした。
アトラクタフィールド理論なんてカオス理論から引っ張ってきた世界理論なんだろうけど、物理って名称からして理由無くカッコいいの多いもんね。シュレディンガーとか、波動方程式とか。
私はコペンハーゲン解釈になら掘られてもいいとか思ってる人間なので、もう大好物もいいところでした。
作品の中では触れられていないけれど、ゲームを開始してすぐにオカリンがカメラに向かって話す内容は、まさに量子論の観測問題のお話なんだけれど、それがそのままストーリーの締めくくりにも使われてたりして、この題材の使用っぷりの統一感も素晴らしい。
よくEver17と比べられることが多いけれど、量子論なんかを使った疑似科学という点以外は似ていないと思うのです。
個人的には、物語ってのは服を着てる人に当てはめると、そのつくりをうまく説明できると思ってたりします。
すなわち、描きたいテーマや物語の構造という作品の本質を人間の体に見立て、SFやらミステリやらというジャンルを服に見立てる、と。
その観点からシュタインズゲートとEver17と比較すると、確かに量子論で疑似科学を扱う(しかも時間モノ)という類似点はあるけれども、それは同じ服を着てるだけ、と。だから一見似たようなものに見えるけれど、実は中身が異なるのです。Ever17は脱いだら凄いタイプでしたが。
おはなしの構造的には、Ever17を最後にどんでん返しのある急流すべりだとするとシュタインズゲートは、うまく設計された、満遍なく楽しめるジェットコースターに当てはめると近そう。
中盤が退屈なEver17はそれゆえに最後の急流が活きてくることになるし、シュタインズゲートは中盤に衝撃的なあのイベントがあったりするし、とそれぞれにいいところがあるので、どっちがダメということも無く、どっちもマイフェイバリットなのですが。
ま、まぁつまり、量子論なんかが大好きな男の子回路満載の男子は両方楽しめる上に、それぞれ違う楽しみ方ができるってことさ!やったね!
もう1つ言及しておきたいのが、シュタインズゲートは妙に自覚的な物語であるということ。
主人公である岡部倫太郎は、自覚的に鳳凰院凶真というキャラクターを演じている。シナリオについても、ややもすると中二的になりそうな疑似科学を取り扱っているが故に、あえて厨二という要素を自覚的に取り入れ、消化しきっている。そして、観測問題を取り扱っていながら、登場人物の一人であるダルが「日本人のシュレディンガー好きは異常」なんて言ってのけるのだから。
このあたりも鳥瞰的に自らをフラクタル構造のように捉えているように思えて、美しさを感じさせられたり。
最後に、好きなキャラクターについて。
ぶっちゃけ阿万音鈴羽以外にありえないだろう常考。中盤のアレはびびったで、しかし。あと、天王寺綯。つまり、ブラウン管工房の二人ってことになるわけだが。いや、ミスターブラウンも素晴らしいですよ。
物語の構造的なお話になっちゃうけど、彼女たち二人の何がいいって、そりゃ意思の力の描かれ方が違いまっせ旦那。
ストーリーの中身にはここでは触れないけど、彼女たちのはその目的を果たすためにたった一人で時間と戦ってたのですよ。孤独な戦いだ何だ言いながら実質は仲間たちに支えられてたオカリンとは違うのですよ。
でも彼女たちは自分たちの意思を貫くために孤独な戦いに身を投じたのですよ。描かれてないそのへんの心情を慮ると、泣けるのですよ。
そう、そんなお話。最高でした。
プロフィール
ブレスケアのアップル味は美味すぎ。ぱくぱくもぐもぐ。
好きな言葉「支払は今日のはずだ!」
最近は時間があると天鳳で麻雀打っています。
連絡先:rikkzen@gmail.com
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