忍者ブログ

当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

RSS TWITTER RssTwitter

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

苦境の中で幸せになる方法 / トロピコ3

ゲーマーなら誰しも自分の精神安定剤みたいなゲームってあるような気がするんですよね。
風来のシレンあたりが多いかと思いますが、カオスシードなんて今でも時々遊んでいる人多いみたいですし、ライトユーザーにとっては、無双シリーズがそんな扱いじゃないですかね。
気がついたら起動してて、一体これ何週目だよ!みたいな

個人的には古いのならエスプレイドがそうなんですが、最近はXbox360のトロピコ3が精神的脱出口と化してて、ときどき自分がひょっとしたら本当にプレジデンテなのではないかと錯覚するほど。
現実と違ってトロピコは私を認めてくれるから楽しいね!!!あいつら、道端で腹向けて死んでるゴキブリを見るような目で私を見やがってクソッ!!クソッ!!

…さて…えっとなんでしたっけ…。そうトロピコです。
トロピコはカリブ海に浮かぶ小さな島のプレジデンテ(大統領)となって、アメリカ・ソ連との外交を上手くやりながら、民衆を支配し独裁政権を築き上げる箱庭シミュレーションゲームです。
ゲーム中にカストロがキューバで共産主義革命を起こし、国民の所有権を否定するイベントがありますが、我らがプレジデンテはカストロが革命を起こす遥か昔から所有権の概念を否定しています。すごい先見の明です。これでアメリカと友好関係築けたりするんだからプレジデンテの手腕はカストロごときと比較するのもおこがましいですね。

基本的に島のものはすべてプレジデンテのものなのでやりたい放題独裁プレイできるのですが、あまりやりすぎると民間人から反逆者が出たり、軍によるクーデターが起きたり、アメリカ軍やソ連軍に制圧されてしまったりするので、相応に民衆や他国に媚びる必要があったりするのが屈辱的ですね。
とはいえ、刑務所への収監や秘密警察による不幸な"事故"を好きなタイミングでやることができるので、従順でない国民は平和なトロピコの礎となってもらいましょう。

というわけで私はプレジデンテ、すなわち神なので壮大な社会実験を行うことも許されます。

今回はある程度経済発展させた後、全ての住居を破壊。その後全ての雇用者を解雇し、無職に。
すなわち国民全無職の理想社会を建設することにしました。
大体働いているだけで偉いってどういうことだよ!?あァ!?

…すみません。私は神なので続けます。

早速全ての住居を破壊を建設業者に指示し、全ての住居を爆破
住人たちが自宅跡からアリのように這い出てくる様を眺めるのは爽快ですね。おそらくは自宅をも爆破したであろうと思われる建設業者の気持ちも考えると冷たい夜風を浴びるように気持ちがいいものです、じゃなくて社会実験なので仕方なくやりました。このような非道も人類世界の貢献のためなら許されるはずですね。

次に全ての職場を閉鎖します
工場・農場から全ての人員を解雇、その後建設業者に指示し、破壊。外務省や入国管理局等政府施設も破壊。建設業者は施設破壊に必要なので、最後まで残しますが他の施設を全て破壊した後、全員解雇しましょう

これで全ての国民が無職となり住むところもなく島をうろつく彼岸島みたいな島が完成しました
住居の無い人々は次々とバラック小屋を建設し、住みだしますがそんなものを建設するよう指示した覚えは無いので破壊しましょう(バラック小屋だけは建設業者なしに除去可能)。

このゲームには平均幸福度という数値があります
この数字が低いと住人が反逆者になったりするのですが、そのうち犯罪率は上がるわ、食料は底を突くわで、どんどん平均幸福度が下がっていきます。
そして島中のそこらで時折「ギャー」という声が聞こえて人口が漸減していきます。
住民同士の諍いで殺されたのか、餓死したのか知りませんが、とにかく人が減っていきます。

平均幸福度と人口はみるみると減少していくのですが、あるとき気がついてしまったのです。

人が死ぬと平均幸福度が上昇している

そう、劣悪な環境におかれた場合、人は最も不幸な人から死んでいくのです。
つまり、もっとも不幸な人が死んだから平均幸福度が上がったのです。

ブータン王国は「GDPでは国民が本当に幸福かわからない」という考えのもと、王の命令によって幸福指数という指標で国民の幸福度を測定し、政策の方針決定のための指標としているそうです。
ブータン幸福指数は率ではなく、量で測っているそうですが、それは良いことです。
なぜなら今回の社会実験からは次のことがわかったからです。

もし劣悪な環境の国家が平均幸福度で政策を決めるなら、最も適切な施策は『最も不幸な国民を殺すこと』。

天啓でした。職場のないわが国はもはや国民の総幸福量を増やすことはできません。
ならば、不幸な国民はいなくなってしまえばいいのです。

そうして、兵士を1人だけ雇用し、不満を覚える国民を射殺していった結果、平均幸福値の上昇に成功しました。
こうして生活苦を抱えながらも幸福な社会が完成したのです。人はお金じゃないのです。

しかし、不足する食料は刻一刻と社会を蝕んでいき、ついには国民は1人となってしまいました。
エルビラリベラという女性らしいのですが、この人どれだけ放置しても餓死しません。
どうやらゲーム設計上最後の一人は死なないようになっているようで、食料の数字が0のまま延々と島中を徘徊しています。

もちろん我らがプレジデンテも食料がないくらいでは死にませんので、エルビラリベラとプレジデンテのみが歩き回って時間だけが経過していくというよくわからない状況に。
そして終了条件として設定されていた「一定時間まで政権を維持する」をクリア。ゲームが終了してしまいました。

休日の私はこうして精神の安定性を維持しています。

Clear