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戦争?もはやこれは戦争ですらない / 妖精大戦争

大体煽り文からしておかしいと思うべきでした。

これはメルヘンチックな妖精物語ではない!
今どきの妖精は戦争だ!

そう、戦争。これまでの東方シリーズに見られない随分と物騒なタイトルです。まずここではじめの刷り込みが行われます。まず高らかに宣言することで、プレイヤーにこれは戦争であると認識させるわけです。今度の東方は情け容赦がないのでしょう。

しかし、戦争と一口で言ってもぼくらの七日間戦争からナポレオン戦争まで様々なわけです。
まず私たちは戦争の定義について考えてみる必要がありそうです

戦争とは何か?

最近巷で流行りというWikipedia教条主義に従い、Wikipediaを参照してみたところ、どうやら戦争とは『軍事力の実質的な戦闘行動が実行されている状態』を指すようです
また、国際法の観点からは、戦争は宣戦布告によって始まるものと考えられているようですね。

確かに一見したところ、これまでのシリーズと比較しても敵弾の数は多く、武力行使の意思は明らかで、戦場にはいつものシリーズよりも苛烈な弾幕が飛び交います。
そしてチルノの「死ぬがよい」という高らかな宣戦布告。
なるほど確かにこれは戦争かもしれません。

だが、ちょっと待って欲しい。

果たして戦闘行動さえあれば戦争なのか?
宣戦布告さえすればそれを戦争と考えてよいのか?

集合知に堕落するな!思考にしがみつけ!誰も信じるな!レーザーガンを手放すな!!

本作の特徴として、主人公であるチルノは敵弾を凍らせ、それを破壊し、かつ氷の破砕ダメージを敵に与えることができる能力を持ち合わせています。結果として波のように集団で押し寄せる妖精たちを切ってはちぎっては投げちぎっては投げと、まるで太平洋戦争の頃の江田島平八を髣髴とさせる無双ゲーと化してしまいました。

そもそも武力が違ったのです。妖精たちは数を頼みにチルノに立ち向かいますが、結果はご覧の有様です。
まるでベトコンを駆逐するアメリカ軍の戦闘ヘリを思い起こさせるではありませんか!

霊夢や射命丸さんのような最強設定があるわけでもなく、R-Typeのように無駄に悲壮な設定も無いチルノがこのような蛮行に及ぶことが許されるのでしょうか?
いや、そんなはずがありません。戦場における一方的な実力行使はもはや戦争とは言えません。これは虐殺です

圧倒的な武力行使に対して愉悦を抱くのならば、反省しなければならないでしょう。道徳が欠如していると思われますので、小学校からやりなおしてください。ただし、普通に小学校に行くと拿捕される恐れがあるので、適正な手続き(戸籍の改ざんやいっそ死んでみる、など)を踏んだ上でやり直す必要があるでしょう。

さて、ひとしきりの反省を終えたところで、このゲームにはもう1点注目しなければならない点があることをお伝えしたいと思います。

この点は全人類的な問題であるため、はじめ私も気がついたときは己の脳を疑いました。(今は大丈夫です)
件の問題はステージ2の道中音楽『年中夢中の好奇心』です。ゲーム音楽に詳しい方ならすぐに気が付かれたかもしれませんが、このステージ2の道中音楽はPCエンジンソフト『ラストハルマゲドン』の戦闘音楽(ニコニコ動画)に奇妙な類似点が見られるのです。

この類似については各所で指摘されているとおりなので、今更言及する必要はないかもしれません。
私たちが考えなければならないのは、「なぜここでラストハルマゲドンなのか」でしょう。

ラストハルマゲドンについての概要を例のとおりWikipediaから引用すると以下のとおりです

人類は自らの過ちによって滅亡した。かつて人類によって魔界へ追いやられた魔物たちは、これで地上が自分達の物になったと確信した。しかしその矢先、ある日、地上へ出たミノタウルスとスケルトンが突然射殺されてしまった。地上にはエイリアンたちが降り立っていて、彼らは他の魔物たちにこの地を征服したと告げる。エイリアンの侵略が許せない魔物たちは各魔物たちの代表12名でチームを組んで地上を探索し、エイリアンの討伐を画策する。
しかし、ある島に建てられた『戻らずの塔』と石版に書かれた108の『黙示録』がモンスターたちの謎を示しており、それが意外なる展開を迎える事をまだ知らなかった。

余計なノイズが含まれているようですが、重要な情報だけ抽出すると要するに人類は滅びたようです。
ハルマゲドンといえば、キリスト教における最終戦争のことです。それが、この妖精大戦争のステージ音楽として用いられるとはどういうことなのでしょうか。

先述のとおり、本作は妖精大"戦争"ではなく虐殺の側面があることがわかっています。そのBGMがハルマゲドンとは!

また、ラストハルマゲンの敵エンカウント時のメッセージ「エモノがいたぜ!」から考えると、本作においてチルノが妖精たちを「エモノ」と認識していることは論を待たないところでしょう。

つまり、戦争と名を借りた虐殺が世界中で行われていることをやめなければ世界が滅びると神主は言いたかったんだよ!
すなわち妖精大戦争の正しい遊び方はドットイートだったんだ!!世界平和万歳!!

な、

 

 

 

 

 

で、本作ですが、敵弾を氷結できるだけでなく、氷結が連鎖していくというのが快感ですね。
細かい計算をすることなく概ねの大きな敵弾があるところに氷を撃てば思わぬ連鎖が繋がって大破壊できるというのは、EveryExtendExtraを思い起こさせる爽快さ。何も考えないで遊んでてもすげえ楽しいです。
全く連鎖の爽快感というのはゲーム人間に備わった原罪みたいなもんじゃないかと思いますよ。

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