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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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はっちゃけにちぎんさん!

去年からだと思うのですが、日本銀行が市民に親しみを持ってもらのを企図してか、年末に市民向けに金融講座を開催しています。
複数日の開催で、時間も18時ごろからと大手町や日本橋近辺のサラリーマンにやさしい設計。去年のタイトルは「にちぎん☆NIGHT」という常軌を逸したハシャギっぷりで、我々小市民の肝を冷やしてくれたことは記憶に新しいですね。
しかし「☆」というワードを使うあたり、少々我々オタに媚びている印象もいなめません。マクロス需要を取り込みにきていることは誰の目にも明らかです。
オタも一般人も同じ市民と言えば市民で、そのあたりの差別は良くないと思うのですが、オタ、一般人さらには子供層も取り込める名称にするほうがなお好ましいのは言うまでもないでしょう。新しい名称を考える必要がありそうです。
悩んでいたところ、ある新聞の投書ネタを目にしました。なんでも、3人の娘が2人のプリキュアの役を巡って争うため、プリキュアの数を増やしてほしいとの苦悩するお父さんからのおはがきでした。文面の括りにはお父さんもプリキュアになりたいと謳ってあります。
これです。今やプリキュアは幼児のみならず一般市民にも浸透していることは明らかです。ましてはオタにおいてをや、です。みんなもプリキュア!日銀もプリキュアです!
最近死にたくなることが多いですのですが、どうしたらいいでしょうか。

前置きが長くなりましたが、昨日、にちぎん☆NIGHT日本銀行へようこそ ~日銀を紹介する夕べ~」に行ってきました。昨年と違ってずいぶん落ち着いたタイトルになってしまいました。
担当者が変わったのか、上司が変わって担当者のアイデアが却下されるようになったのか、単にマクロスに飽きただけなのかはわかりませんが、至極まっとうでよろしいことだと思います。悲しむのは一部の日銀マニアだけでしょう。なお私は切ないです。

講座は4日間に分かれており、今回は2日目の講演会に参加してきました。
講師は元日銀副総裁の藤原作弥氏。ジャーナリスト(元時事通信)出身という日銀幹部としては大変珍しい経歴をお持ちです。在任は1998-2003とまさに量的緩和の真っ只中。量的緩和しても景気良くならなかったと、自虐的に語っておられましたが。

以下、講演中にメモったことをつらつらと。

  • 藤原氏は時事通信社に在籍していたときは、大蔵省担当。
  • 日銀は主に3つの機能を持つ。1つは紙幣の管理、1つは金融市場の調整。1つは国庫としての役割。(3つのめのは意味の取りようによっては面白いですね)
  • たすきがけ人事がポピュラーであった当時としては、藤原氏が副総裁になったのは大変珍しいこと。その前は元三菱銀行の宇佐美氏くらいかなぁと。
  • 大蔵省担当時代に、田中角栄や福田赳夫らと接し、財政を動かす人のパーソナリティに興味を持った。
  • 昭和39年は忘れがたいエポック。経済的には、オリンピック実施のために、新幹線・東名高速・ホテルの整備などを実施したことがあげられる。IMF8条国の適用を受ける国としても認められた。(当時は公によるインフラ整備が大々的に行えたから、そりゃ財政面白いですよね)
  • 中央銀行は世界的に見ても、通貨、物価の番人として政府のチェック機能を果たすが、当時の日本ではそんなことは難しかった。池田総理のときなど、金利を上げようとするたびに政府から圧力がかかり、当時の山際総裁は大変苦労されていた。言うことを聞かない山際総裁の次は、民間出身の宇佐美氏を起用し、政府の影響力を高めた。
  • 政府の力が強かった背景には、当時の日銀法の存在があった。総裁の罷免権まであったのだから。政策委員会は事後的に追認するだけのスリーピングボードであった。(このあたり当時の政府批判が多く、苦労する日銀を代弁する愚痴っぽい感じでした)
  • そのため日銀の独立性を謳った新日銀法が1998年に制定された。
  • 怠慢な銀行行政がバブルを招いたことの反省による銀行法の改正、日銀法の改正等に藤原氏は携わった。その際、日銀の独立性が必要なことを主張。一方で、透明性を保つために、説明責任も同時に持たせるようにした。
  • その後、ある日官房から連絡が来て、副総裁をやるよう頼まれた。一時は断ったが、橋本龍太郎から「制度を作ったのだから、落とし前を付けろ」と言われ、最終的には引き受けた。
  • 副総裁になり、量的緩和の実施にも携わったが景気はよくならなかった。
  • 改革として、人員の削減(6000→5000人)、給与削減等を実施した。自由な気風を持ち込んだからか、日銀内にヒゲ愛好家が増えた。
  • 民主党については、少々がっかりしているが、フランス革命じゃないが、振り子のようにだんだん安定していくものだろうと思っています。(左派に振れていることを言っているのでしょうか。

長くなってしまいましたが、概ねこんなところ。
日銀の金融政策云々いうよりは、藤原氏の経歴をなぞって話されていました。テーマ的に言うと当然ですが。

最後の質疑時間に、「日銀の資本金が~(良く聞き取れず)」という質問がありましたが、「まぁ資本金なんて一つの指標にしか過ぎないからそんな意味ないよね」と返されていました。もっともだと思います。

そんなことより「トイレットペーパーのようにお札刷ったら景気がよくなると思います!」とか「何かジーパンが980円で売ってるんですけど!」とか言ってくれる人がいれば面白かったなぁと思ったり思わなかったり。

ちなみに、受付から会場までの案内は日銀の方がやってくれたのですが、大変親切で気持ちの良い方々ばかりでした。日銀サイコーッBlogを立ち上げようかと思ったくらいです。

IMGP0002.JPG

夜の写真の難しさは異常。あたし専門家じゃないから写真のことはよくわからないんだもん……。
 

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