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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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クリナメンへの傾倒

シュタインズゲートの感想なんだけれど、ネタバレが相応に含まれるので未プレイの人はここから先を読むと呪われます。よいこはきをつけてね。

シュタインズゲートをやり終えた私がまずやったこと。

思わずUDXに飯食いに行った!!


というのも舞台となった秋葉原の近くに住んでたりするので(徒歩5分)。
画面背景全部近所という、それだけで親しみのもてるゲームだったりしました。だって自分の住んでるところから徒歩30秒の最寄り駅とか出てくるんだぜ!!最高だぜ!!(興奮気味)。
テレビで自分ちの近所とか出てきたら嬉しいよねー。終始あんな感じで。

んで。
結論から言うと、男の子回路満載のすっばらしいゲームでした。
アトラクタフィールド理論なんてカオス理論から引っ張ってきた世界理論なんだろうけど、物理って名称からして理由無くカッコいいの多いもんね。シュレディンガーとか、波動方程式とか。
私はコペンハーゲン解釈になら掘られてもいいとか思ってる人間なので、もう大好物もいいところでした。
作品の中では触れられていないけれど、ゲームを開始してすぐにオカリンがカメラに向かって話す内容は、まさに量子論の観測問題のお話なんだけれど、それがそのままストーリーの締めくくりにも使われてたりして、この題材の使用っぷりの統一感も素晴らしい。

よくEver17と比べられることが多いけれど、量子論なんかを使った疑似科学という点以外は似ていないと思うのです。
個人的には、物語ってのは服を着てる人に当てはめると、そのつくりをうまく説明できると思ってたりします。
すなわち、描きたいテーマや物語の構造という作品の本質を人間の体に見立て、SFやらミステリやらというジャンルを服に見立てる、と。
その観点からシュタインズゲートとEver17と比較すると、確かに量子論で疑似科学を扱う(しかも時間モノ)という類似点はあるけれども、それは同じ服を着てるだけ、と。だから一見似たようなものに見えるけれど、実は中身が異なるのです。Ever17は脱いだら凄いタイプでしたが
おはなしの構造的には、Ever17を最後にどんでん返しのある急流すべりだとするとシュタインズゲートは、うまく設計された、満遍なく楽しめるジェットコースターに当てはめると近そう。
中盤が退屈なEver17はそれゆえに最後の急流が活きてくることになるし、シュタインズゲートは中盤に衝撃的なあのイベントがあったりするし、とそれぞれにいいところがあるので、どっちがダメということも無く、どっちもマイフェイバリットなのですが。
ま、まぁつまり、量子論なんかが大好きな男の子回路満載の男子は両方楽しめる上に、それぞれ違う楽しみ方ができるってことさ!やったね!

もう1つ言及しておきたいのが、シュタインズゲートは妙に自覚的な物語であるということ
主人公である岡部倫太郎は、自覚的に鳳凰院凶真というキャラクターを演じている。シナリオについても、ややもすると中二的になりそうな疑似科学を取り扱っているが故に、あえて厨二という要素を自覚的に取り入れ、消化しきっている。そして、観測問題を取り扱っていながら、登場人物の一人であるダルが「日本人のシュレディンガー好きは異常」なんて言ってのけるのだから。
このあたりも鳥瞰的に自らをフラクタル構造のように捉えているように思えて、美しさを感じさせられたり

最後に、好きなキャラクターについて。
ぶっちゃけ阿万音鈴羽以外にありえないだろう常考。中盤のアレはびびったで、しかし。あと、天王寺綯。つまり、ブラウン管工房の二人ってことになるわけだが。いや、ミスターブラウンも素晴らしいですよ。
物語の構造的なお話になっちゃうけど、彼女たち二人の何がいいって、そりゃ意思の力の描かれ方が違いまっせ旦那。
ストーリーの中身にはここでは触れないけど、彼女たちのはその目的を果たすためにたった一人で時間と戦ってたのですよ。孤独な戦いだ何だ言いながら実質は仲間たちに支えられてたオカリンとは違うのですよ。
でも彼女たちは自分たちの意思を貫くために孤独な戦いに身を投じたのですよ。描かれてないそのへんの心情を慮ると、泣けるのですよ。

そう、そんなお話。最高でした。

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