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映画「バブルへGo」感想

偶然レンタルで見つけたので今更ながら「バブルへGO!」を見てみました。当時見に行きたかったんだけど、忙しさにかまけて見れなかったですのよ。

主演ヒロスエは2007年時点で200万円の借金を背負い、母親の葬式にまで借金取りが押しかける始末。しかし、母親は実は死んでおらず、自ら開発した洗濯機型タイムマシンで、1990年にバブル崩壊を食い止めるために旅立っていたのだ。プロジェクトは財務省の極秘案件として進められたが、ある日1990年に旅立った母親からの連絡が途切れたことから、娘のヒロスエを1990年に送り込んで母親を救出、ひいてはバブルの崩壊を食い止めるのだ、というお話。ちなみに不動産融資総量規制がバブル崩壊の主因として、総量規制を止めることが即ちバブル崩壊を止めることとされています。

冒頭から、ヒロスエを追いかけるサラ金屋が「俺も長銀勤務の銀行マンだったんだぜ…」なんて言い出すあたり、金融屋がニヤリとするネタ満載ながら、経済用語の濫用は避けられ、誰にでもわかりやすく見れるつくりで良い感じです。ヒロスエを過去に送り込んだ大蔵官僚の1990年での本人が「公定歩合はどうなってる!?」というシーンは本当に教えてあげたくなりますな。

バブル期の描写はちょっとやりすぎな感(札束あげてタクシーを止める等)もあったりしますが、現代の憔悴した経済との対比としては良い感じ。ディスコでラモスと会って「ドーハ!終盤間際のコーナーキックに気をつけて!」「ハァ?」というのは吹いた。

最後はわかりやすい悪玉が出てきちゃったんで、少し残念でしたが、こういった経済ネタのエンターテイメント映画はドンドンやって欲しいですな。今でも自由主義とケインズ経済で施策の有効性について議論が分かれたりするあたり、経済ってのは敵味方双方に正義を与えやすいテーマだと思うんですよね。総量規制についても、土地転がしの不動産バブル抑制という側面はあったわけですし。ぜひ次は『ウォールストリート』なノリで一つ。

しかし実際にこれらの施策を行い、その結果を自らの目で確かめている人たちはバブル崩壊後の金融不況をどういう心境で見ておられたんでしょうなぁ…。両方の時代を生き、また両方の時代の動静に直接的に関わった方がいる、というのが他の時空移動モノと違うところですね。
この映画での最終的に採られた政策とその結果は見てのお楽しみということで。

経済のifを考えるのは実に面白い。もしも総量規制等が実施されず、バブル促進まっしぐらの方向に進んだ場合の未来はどうなっていたんでしょうね。

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