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経済業界天気予報2009

Chikirinさんの業界別の”壊滅度”リストがすごい面白かったので、自分なりに作ってみました。
全く同じネタやってもつまらないので、なるべく自分なりの解釈や情報を入れるように工夫した。しかし、全国どこにでもある業界だといいけれど、地場産業なんかだと業界が狭いのでガチでわかっちゃうことがあるんで書けないんだよなぁ。一番面白いのはそこだったりするんだけど。

インパクトやわかり易さに欠けるかもしれないけれど、数字で点数化はしていません。
ネットには様々な業界の人がいるし、先の見通し方の鋭い人も多いんで、ぜひ色んな人にこういう業界事情を書いてもらって色んな視点を見てみたいなぁ。

【自動車】
今更言うまでも無いが壊滅状態。下請での部品の受注量は前年比30%~50%減少といったところ。やはりリーマンショック後の減少が顕著。現在は滞留在庫処分のための一時的な生産調整ファクターも含まれていると考えられるため、最終的には20%~30%程度の減少になると予測している経営者が多い。アメリカでの新車販売台数の減少率等を鑑みると私もその程度の着地になると思う。しかしながら、当たり前であるが20~30%程度の減収は致命的。安全余裕率(損益分岐点を売上が上回る比率)が20%以上ある会社なんて殆ど、無い。
報道にあるようにトヨタ等の工場は4勤3休あるいは3勤4休である。下請も当然それに習う。経営者の信念で全ての社員を正社員としている会社もある。そんな会社が今最も苦労している。
2008/12より、中小企業緊急雇用安定助成金制度が創設された。少しでも助けになるといいのだが…。
金融との関係性の高い業種のため、信用収縮が続く間の回復は見込み辛い。トヨタが欧州でゼロ金利ローンを始めたり、ヒュンダイがノンリコースローンの提供をしたりして、需要維持に努めているが、このご時世、逆に貸倒れリスクについて心配したくなる。

【鉄鋼・鋳造】
主要顧客である自動車業界のブレーキに引きずられる形で減速しているが、今のところ論理立てて書けるほどの情報を収集しきれていないため、また後日書いていいところまで書く。

【スクラップ】
去年最も相場に振り回された業界。上昇相場のときは仕入と販売の在庫価格差で儲け、下落相場の時はその逆。ピーク時の1/7程度の価格となってしまったわけだが、下落途中で底と誤認し、大きく仕入を行ってしまった会社はかなわない。今後は相場も安定すると考えられ、相場で一儲けと言うわけには行かないが、同業界はリサイクル業界でもある。環境への配慮は今後も一段と求められると考えられ、エコロジー性を前面に押し出した展開で生き残っていく会社は多いのではないか。

【半導体・電子デバイス】
東芝の工場も止まっている。国内での携帯電話の減速も大きく、去年10月の端末販売台数など、前年比57.8%の減少などという冗談のような数字を叩き出している。元々価格競争の非常に激しい業界であったが、受注量の多さでそれを維持してきた側面がある。ただ、最終製品が自動車よりも安いものが多いため、自動車業界ほど深刻な落ち込みは見せないのではないか(五十歩百歩かもしれないけれど)。やはりレバレッジを利かせて買う商品を扱う業界ほど苦しいのではないかと考える。
今日のニュースだが、パナソニックもプラズマパネル生産工場の投資を削減するらしい。薄型テレビの需要にも翳りが見られる。

【工作機械】
去年の今頃はまだ、「発注後半年~1年後納品」なんてものがまかり通ってたし、一昨年なんて「発注後2年後納品」なんてのもザラだっただけに、現在の惨状は見るに耐えない。この記事だと10ヶ月連続で前月割れが続いているらしいが、現在は残念ながらこの記録は更新されているだろう。1台何千万の世界だけに、このご時世投資も慎重になりがち。一般的に設備投資には2種類あって、増産のための投資と、設備老朽化に伴う企業維持上必要な投資に分けられるが、後者ですら今は必要ない状況。そもそも機械が動いていない。一度不況に突入すると投資に臆病な風潮が醸成される。斯業界は次の景気回復時に少し遅れた形で回復を見せるのではないか。

【建設機械】
「2,3年日本で運用した後の中古でも購入価格と同額で外国に売れた」なんてイチロー伝説みたいな文章が成り立つくらい輸出が絶好調だった。国内の建設は元からあばばばばなので国内需要は端から当てにしていない業界。そういう意味では自動車業界と似ている。やはり借金しないと買えないレバレッジ商品なので金融危機の影響も大きい…はず。ただ、自動車業界と違ってあんまり派手な話を聞かないんだよなぁ…。ぶっちゃけ現況わからないところも多いので、詳しい人いたら教えて欲しいくらい。

【建設・土木】
公共事業の減少とそれに伴う土木業者の厳しい事業環境が続いていることは今更言うまでも無い。建設の方は一時期の都市部不動産バブルの際、持ち直した感もあったが、バブルの崩壊と共に不動産業者と共に大きなダメージを負った。住宅着工件数も着々と減少を続けており、トンネルの先は見えない。思えば2007年の建築基準法の改定がケチのつき始めだったか。今では改正されたけれど、あの時どれ程の不動産業者、建設業者が資金繰りに困ったか。それだけじゃない。設備投資隆盛の時期だったからどれだけ多くの製造業も生産計画を狂わされたか(愚痴)。
そういえば、ドバイがどばいことになってるけれど、ドバイに入れ込んでた業者様はこの先大丈夫でしょうか。

【不動産】
今日もクリード倒産してたがな。去年もあまりにバタバタ逝き過ぎて上場企業の倒産記録を作る最大の要因となった。今一番頭の痛い分野。音楽が鳴り続けている間はダンスを踊るのもいいと思うけれど、止まった音楽を鳴らすことも必要だと思うんだ。最近は地価の下落も当然ながら、流動性の枯渇を気にして投資にためらう人も多い。

【出版・印刷】
に一番ダメージが大きかったのは去年。原油高騰に伴う、紙パルプ高騰という最も辛い時期を乗り切った。最終的には内需なので、1年で数十%という需要落ち込みを被ることは無く、ある種安定している。但し低位で。Chikirinさんも指摘しているように構造不況は避けがたい。
ただ、例えば印刷業にしてもCTP等で昔からIT化を浸透させてきた分野だけに、ITとの親和性の高い事業へと業態転換が進んでいたりして、単なる印刷業というのは減りつつある。最近流行の言葉で言うと提案型や高付加価値ということになるだろうが、最終的には企業等顧客の宣伝したいことを宣伝方法まで考えてあげる広告代理店に近い形になるところも多いだろう。案外しぶとい業種なんじゃないか。

【食品】
日本人の胃袋の数は概ね一定である。市場規模が固定されている以上、あとは立ち回り次第。ソイソースをアメリカに浸透させたキッコーマンのようなことは稀で、食の文化を外国に伝えることは非常に難しく、局地的にしか成功しないのではないか。金融危機?そんなの関係ねー!

【IT,SI】
工作機械ほど顕著じゃあないけれど「他産業の生産効率を上げる産業」であるため、他産業の状況が全て。新規投資の減少は十分に予想されるため、保守維持での定期収入があるところが強い。装置産業ではないため、比較的小資本でできる産業であり、借金が少ない傾向にある。その点、金融危機の影響は少ないが、お客様に影響があるという、いわば隣の隣の家が燃えている状態。隣の家が燃えないことを祈るしかない。

【運送・倉庫】
これも他産業のアシストをする産業のため、例えば電化製品を運んでる運送屋は電機業界の、事務機器運んでる運送屋は事務機器業界の影響を強く受ける。そのため、運送屋によってもダメージの少ないところと致命傷を負うところに二極化するかも。しかし、燃料が下がった恩恵は大きい一喜一憂な業界。

【医療・薬・介護】
病院は知らないけれど、目立つ成長産業だけに競争が激しい。内需過ぎて金融危機の影響は薄い。もちろん薬なんかの消費に多少の影響はあるが隣の隣の隣が燃えている程度。むしろ過当競争の方が怖い。介護保険法や薬事法等、規制の影響が強い分野。

【外食】
25歳。去年まで輸出関係だったけどマジ内需。一度やってみなよ。初回だけだけど、フランチャイズに加盟するって手もあるし、借金して店舗増やしていけばすぐ2倍になる。屋台引いてラーメン作ればいいだけ。暇つぶしになる。焼肉屋とか飲み屋とか色々あるのでマジでお勧め。
実際、装置産業なんで、借入が多いため、銀行の体力が無くなってくると案外しんどいです。

後半手抜き加減になってきてるのはごめんねごめんね。

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無題
早速読ませていただきました。
文章で書くのも具体的でいいですね。勉強になりました!ではでは
ちきりん 2009/01/09(Fri)23:24:31 編集
無題
早速のコメントありがとうございます。
こちらこそいつも読ませていただいて勉強させてもらっています。引き出しの豊富さにはただただ驚くばかりです…。
rikzen 2009/01/09(Fri)23:44:50 編集
Clear