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うみねこはひぐらしの対極の物語?

うみねこのなく頃にEP2読了。合計プレイ時間は8時間といったところ。竜騎士さんは追い詰められた人間の心理や拷問シーンの描写が相変わらず上手いなぁ。

未解決の情報多く、メモを取らないとあっという間に忘れそうなため、EP2はメモを取りながら遊んでみました。以下はそのまとめ。解決編の後見直すと間違ったことばかりで顔真っ赤になること必死。

 

ネタバレ含むのでゲームを終えてない方はここで引き返すことをお勧めします。

 

行数稼ぎのため参考になるWikiのURLをペタペタ。

うみねこのなく頃にWiki FrontPage - うみねこのなく頃に まとめWiki

 

さて、以下本題。

 

【物語の構造について ~ひぐらしとうみねこの比較】
・ひぐらし
「正解率1%」の表現から、読者に与えられた材料で説明可能なミステリであると連想させるが、
無人の背後から足音が聞こえる現象や、村人皆殺しのバックグラウンド等の謎は
解決編から登場する「羽入」なる神様(平時は透明)の存在や
「東京」なる謎の組織や同組織の抱える特殊部隊の仕業でした、とする解決。
登場人物が凶暴になったり喉をかきむしって死ぬのは新開発の薬のせい。
問題編においては神様の存在など、超常現象が存在するルールは提示されていないが
解決編にて突如登場し、ミステリの解法を一蹴。

・うみねこ
最初から「私が魔法で犯行を行いました」とする犯人が登場。
出題編の時点で超常現象が提示されている。
それに対して主人公側は魔法ではなく何らかのトリックによって証明できるものと主張。

ひぐらしは、一見不思議な事象をトリックで説明するミステリであると見せかけて
その実「神様・秘密組織・超科学により引き起こされた現象でした」とするのに対し、
うみねこは、最初から超常現象(魔法)による犯行という自白を提示され、
それを説明可能な論理を持って打ち破るという、ひぐらしと対照的な構造を持った物語となっている。

 

【うみねこ各論(ここまで読んだ中での推測)】
・物語の主観は誰か?
 バトラor遺書の筆者(EP1:真里亞 EP2:金蔵)
 基本的にはバトラが主人公であるため、バトラの見聞を元に記述されるが、
 バトラが不在の場面においては遺書の筆者の記述にて補完。

・黄金の蝶が出てきてから次に画面が切り替わるまで超常現象タイム
 戦人視点じゃないことの比喩。
 実際戦人が魔女の存在を認めるまで、黄金の蝶は戦人視点において存在しない。
 筆者視点において黄金の蝶が舞い、超常現象が起こり、悪魔が闊歩するのは
 筆者である真里亞と金蔵が魔女及び魔法の存在を認めているため
 
・なぜ魔女を認めると黄金の蝶が見えたり、魔法が有効となるのか
 『うみねこ』は、六軒島で起きた殺人事件を事後的に説明する物語のため?
 殺人事件は実際に起こっているが、物理的に説明が不可能であるから、
 魔法という説明手段に逃げ、「認める」ことにより魔法で事件が起こったと説明しているのではないか。
 
『うみねこ』という物語自体は叙述トリック物の亜種と考えて問題ないのだろうけれど
「地の文に正しいことが書かれているかどうか」を疑いながら読むのは疲れる。
だから黄金の蝶は読者のサポートに近い。「ここからSFですよ~」みたいな合図。
レーザーブレードやらシャノンバリア等はベルンの言う無駄な一手?
突拍子もなさ過ぎて逆に疑いを持つ起点となる。

 

2chのうみねこ本スレ見てたら白眉な考察があったので転載。

592 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 12:04:19 ID:Xw2gkU7x
ひょっとしてカノンブレードは、
竜ちゃんの大好きな「箱の中の猫」なんじゃないのか???

観測者(バトラ)が中を観測するまで、
箱(密室)の中には生きた猫(人間的殺人)と死んだ猫(カノンブレード)が
重なった状態で存在しているとしても、誰もそれを証明できない(悪魔の証明)。

物語は「魔法があっても」、「魔法がなくても」成り立つ構造になっていて、
金蔵厨二ノベルは、魔法があった場合に箱の中で起こったであろうことの描写じゃないか。

なんかわかってきた気がするぞ。
「19人目のベアトリーチェは、バトラが観測していない場所にしか出現しない」
「全ての魔法は、バトラが観測していない場所で行使されている」
バトラが観測していない限り、カノンブレードは起こりうる未来の一つとして論理的に否定できない。
そう考えたら、なんか色々しっくりくる。

642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 12:33:53 ID:Xw2gkU7x
あ、書いてて答えがでた気がするよ。

ベアトリーチェのルールは、
密室の中の殺人の「過程」が観測できず、
殺人の「結果」だけが提示されること。

ここで重要なのは、「ネコの入った箱」の中身は、死体ではなく、
「殺人の過程」そのものが箱の中身。

つまり箱の中身「殺人の過程」は、
観測されるまで無限の死に方が等価に重なっている。

故にベアトの「無限に殺す」力はループ能力ではなくて、
殺人の過程が必ず観測されないので、「死され方の仮説は常に無限大」ということになる。

ここら辺じゃないかなぁ。

891 名前:735[sage] 投稿日:2008/01/03(木) 15:07:21 ID:Xw2gkU7x
>>851

せっかくだから、その説をもうちょっと加筆して本家の掲示板に書いてみようかと思う。

多分うみねこは、
「部屋」と「島」っていう二重の箱に包まれてるんだと思うんだ。

第9の晩の魔女の復活というのは、
事件を客観性的に見れる観察者が消滅したことにより
迷宮入りフラグがたったって意味じゃないかな。

この時点で、六軒島は密閉された箱になり、島で何が起きたかの仮説は無限大になる。
だから魔女も悪魔も平気で出現する。 バトラや金蔵の前にも魔女は出現できる。

第10の晩はまだ確信がもてないが、
島中で起きた「事実」が不明になり、無限に仮定できる「物語り化」するならば、
六軒島はあらゆる願い(仮定)が起こりえる、黄金郷と考えていいんじゃないだろうか。

全員死んで真相が妄想となれば、あらゆる妄想(願い)も起こりえる黄金郷。
人為的殺人という真相が存在すれば、死んだ人は殺人の犠牲者にすぎないから地獄行き。

惨劇の回避方法は、全員で親族会議する以外思い浮かばんけど。

2重シュレディンガー!これは素晴らしい推理。
仮にシュレディンガーという説明で合ってるとすると、閉鎖空間となった島を観測している観測者は一体誰だ?という問題になるわけで。
その場合、六軒島で起きた事件を知りたいと願うプレイヤーが観測者である、ということになるのでしょうか。
Remember11を思い出しますね。

しかしこの推理は本当に素晴らしいなぁ・・・。これで合ってるといわれても納得。

竜騎士さんの書く物語は、問題解決の際のカタルシスに優れていて基本的には好きなのですが、ひぐらしでは超常現象オチでちょっと肩透かし食らってしまった面もあるので、うみねこでは「なるほど!」と言える解法を用意してくれてたら嬉しいなぁ…。

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