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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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明日はどっちだ、と言ったところで明日はやってくる

目的の半分くらいしか買えなかった…。この時期はまだ品切れシーズンなんですね。
本について感想~。

十六夜咲夜斬る、走る!(ヘルメットが直せません)
何より買えたのが僥倖。大出さんの台詞回しはウィットが利いていて、かつ淡々とした空気をそれとなく感じさせる展開の仕方で、例えるならばその表現はコミックというよりも映画的。絵柄はポップなんだけれど、どこか冷淡で荒涼感のあるストーリーが好きだ。小説とか書いてくれたら間違いなく買う、と思ったけれど、何気ないコマからも作品全体を形作る香りのようなものは出てると思うので、これは漫画として完成されたひとつのスタイルなのかもしれないなぁ。ともかくも、今回もすごく面白かったです。

ネムルバカ(石黒正数)
ぐるぐる廻る青春模様の明日はどっちだ!?使い古されたテーマなのかもしれないが、わたしゃこれに弱いんだ。打ちのめされた。へこむ。人は自分の姿を書かれるのが一番こたえるんだ。
大学生に限らず、殆どの人間は目的を持たずに生きているか、(作中の指摘でもあるように)何かしたいけど何ができるかわからないという奴らばかり。で、大体の人間がそんな自分自身に自己嫌悪を抱きつつも、しょうがなく生きている。ワセダ三畳青春記を書いた高野秀行氏なんて、学生時代の仲間内での挨拶が「よぅ!行き詰ってるか?」だったそうだ。閉塞感に追い詰められた若者の開き直りのようであるが、行き詰ってない人間がどこにいるってんだ。だいたい、明確な目的なんて無い生において、目的意識なんてものが存在する時点で、目的を持って生きる人もそうでない人も一律に不幸なんだ。
作中では音楽に生きる先輩とグータラな後輩の対比がいい感じ。先輩の成功を見るたびに募る寂寥感はリアリティがありすぎて困る。最後のシーンは見る人によって解釈が異なるだろうなぁ。
でも面白かった。石黒さんはそれ町もいいけど、たまにはこっち路線の本も書いてくれると嬉しいです。

こういう類の本を読むたびに、かと言って何もしないわけにもいかないよなぁと思うんだけど、食べて寝ているとそのうち忘れる。どうやら矢吹駆にはなれないらしい。仕方が無いので酒飲んで寝ることにする。

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