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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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UO昔話

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昔々、一つのゲームがありました。
名前をウルティマオンラインといいます。当時にあっては珍しいシステムを搭載しており、新しいもの好きの人々が集まりました。彼らは協力し、団結し、時には敵対することもありました。見ず知らずの人との交流も盛んでした。なぜなら、彼ら一人一人には知識や能力が欠けており、協力することが欠かせなかったからです。ゲーム側から彼らに目的が提示されることはありませんでした。そのため、彼らはできる限りのことを考え、実行しました。まるで、システムの限界に挑戦するかのように、彼らは様々なことを考えました。面白い企画は人を呼びます。人もまた、人を呼びます。こうして、このゲームの人口は膨らみ続けました。

人の数だけ意見の数もあります。
そのうち、システムに制限を加えてより良いゲームにしようという一派が登場しました。このゲームでは殺人などの過激な行為も禁止されていなかったため、快楽で犯罪を行う集団がいたのですが、新しい一派はそれらの排除を願いました。ゲームにおいて他者に危害を加えることの可否はおいておくとして、一派の願いはかなえられました。世界は分割され、新しい世界は犯罪のない世界となりました。新しくこのゲームに加わる人々はそれ以来、この世界を開始地点とすることになりました。

古き世界は寂れていきました。
犯罪行為は相手あってのものです。相手が多ければ多いほど、目標の選択肢も増え、貴重品を所有する人物に邂逅できる確率も上がり、楽しみは増します。また、新しい世界に移住した人々はいわゆる「カモ」と言われる人々でした。困ったのは程々のスキルにて程々の犯罪行為を楽しむ中間層です。彼らはターゲットを失い、逆に上位層から狩られる立場となりました。あるものは新しい世界に移住し、あるものは上位を目指し、あるものはゲームから離脱しました。さらに、この古き世界から欠けてしまったものがあります。それは「ほのぼの感」です。穏やかな遊びを好む人々が移住してしまったため、殺伐とした要素に世界全体が傾いてしまったのです。ウルティマオンラインというゲームはあらゆる要素を認容し、含むゲームであるというのが特徴であったのに、その中の一部が欠けてしまいました。

時は流れ、運営会社が変わりました。
新しい運営会社はプレイヤーの求めるものを与えました。つまり、プレイヤーのニーズを満たすことにより、プレイヤーの満足を得ようとしたのです。与えてるダメージがわかりづらいと言われれば、数字にて表示するようにしました。死んでもアイテムをなくしたくないと言われれば、保険をかけられるようになりました。死体からの回収がめんどくさいと言われれば、ワンクリックで全て回収できるようにしました。プレイヤーの要求は答えられました。人は便利を求めるものです。ですが、システムが便利になったことにより、皆幸福になったかと言えば、そうではありませんでした。不便を好む人たちがいたのです。いや、正確に言えば、彼らは昔の世界を好んでいたのです。

昔の世界は、言わば協力型、循環型の世界でした。
鍛冶屋がいて、服屋がいて、戦士がいて、泥棒がいて、殺人者がいて、楽士がいました。殺人者から鉱夫を守るために、戦士は護衛をしました。傷ついた戦士の鎧は鍛冶屋が直しました。服屋は銀行前で大声を張り上げ、服を売りました。泥棒は銀行前で盗みを働きました。彼らは干渉し合い、欠けたところを補い、あるいは奪いました。そのような社会は皆が幸せそうに見えますが、新しい世界を求めたよう人々がいるように、抑圧された人を内包し続けた社会でもあります。ダンジョンを探検したかっただけなのに、どうしても殺人者に殺され続けた戦士もいるでしょう。手ひどい詐欺にあった人や、泥棒に家を物色された人もいるかもしれません。そういう人々のために新しい世界を提供する必要があったのかもしれません。

今現在の姿については私は知りません。
私にはどっちが正しかったのか判りかねますが、ただ古い世界の方が好きでした。緊張感がありましたからね。

そういえば、1週間ほど無料で遊べるキャンペーン中だそうです。
ちょっとだけやってみるのも悪くないかなと思いつつも、インストールの手間もあり、踏ん切りがつきません。

#久々にUOのことを調べていたらこんなサイトをみつけました
http://www1.odn.ne.jp/~uo/UOBGM.htm
Stonesは言うに及ばず、tavern01とかForest_aとか懐かしいですねー。

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