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当たり判定ゼロ シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

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プロダクションの合併先を募集しています

したらばの方にも書いたのですが、こちらにも一応。

モゲマスの当プロダクションもかれこれ35ヶ月ほど続いているのですが、最近は死体も増えてきましたし、ここらで一度合併というのもやってみたく、プロダクション合併の交渉可能先を募集しています。



当方の実働が20名程度ですので、当方と同じく実働20名程度(またはそれ以下)のプロダクションを募集します。存続会社はPLvや施設のレベルで相談しましょう。社名や役員の拠出数も応相談で。社名は何を思って付けたのか今となってはわからないのですが、何度見てもクソダサいのでなんとかしたいと思っています。
疑問や交渉点等あれば、Twitterでご連絡いただければと思います。

プロダクションの話ですので、プロメンのみなさんと事前によくご相談いただいたほうが良いかもしれません。ご応募いただけるか不安なところがありますが、足の長い話かと思いますので気長にお待ちしております。

なお、合併後の権力闘争とか特段やりませんので、安心してご相談ください。

モゲマスと少子高齢化問題、あるいは優雅なるM&A

今、有効求人倍率が1倍を超える人手不足の時代が訪れています。すなわち、就職先を探す人の数より求人のほうが多い状況の売り手市場です。一部の識者の中では移民の必要性について議論されているという話。どこの会社を見ても【社員募集中】というタグが社名の前に付けられています。この辺の潮流は、社長をやったことのある人ならば、入社希望者の減少という形で特に感じるのではないでしょうか。新規ユーザーの減少は、ユーザーピラミッドの高齢化、そして所属の固定化という形で現れ、モゲマス社会は保守化、硬直化の一途を辿っています。

一方でアイドル相場に目をやると、直近の月末ガチャ最強アイドルの相場が600前後に落ち着くなど引き続きデフレから脱却しきれていません。通貨の供給量が落ちているわけではないので、相場の停滞は、投資先の魅力性が欠けているためと見ることができます。また、欧米の一部の学者からは、相場の低迷は復刻SRの濫発による影響ではないかと指摘されています。すなわち、復刻による下落を予め織り込む必要があり、またプレミア化する確率も低くなったため、投資に対するリスクが高まりすぎたのではないかと言うのです。
結果的には、過去のSRは市場の判断に任せて一部をプレミア化させたほうが投資を煽ることができた可能性はあります。プレミア化したSRを見せて射倖心を煽っていくスタイル。価値の無いものに価値があるように見せ、全力で我々の価値判断を狂わせようとする姿勢こそが、設立当初の政府の姿であり、近頃の煽りのない善良な政府の姿を見ると少し心配にすらなることもあります。

SR復刻濫発によるアイドル価格のデフレは、生きているだけで取られる税金のようなものです。ただ好きなアイドルを愛でているだけなのにスタドリ換算で刻々と資産が減っていく悲しみ。特に同じ下落率でも価格の高いアイドルを保有する富裕層のダメージは大きく、ある種の累進課税がそこには機能しています。人間というものは合理的に行動する生き物ですから、そのとき富裕層は資産を目減りさせない方に移動させることになります。そう、スタドリに資産をシフトさせるのです。

かかるデフレ環境下においては、現在スタ600で最強アイドルが手に入るとして、将来的には500で入手できるかもしれませんから価値が上昇しています。アイドルで保有すると課税されますが、スタドリで保有すると課税されない。言ってみればスタドリはタックスヘイブンだったのです。そのようなタックスヘイブンが用意され、富裕層が資産を逃がすことができるとなると、貧富の差は埋まることはありません。
少し前にトマ・ピケティとかいうフランスのおじさんが『21世紀の資本論』で「資本主義は格差の拡大がそれ自体にビルトインされている」と統計で示して話題になりました。冷静に考えてみると、これはモゲマス経済にも当てはまる耳の痛い指摘ではないでしょうか。ひょっとすると、ピケティは資本主義を通じてモゲマス経済に警鐘をならしたかったのかもしれません。

経済というものはいくつかのパラメーターが複合的に混ざり合って将来の状態を決定します。もし限定SRの復刻ペースを変えないのならば、月末SRの性能を変えてみるというのも手かもしれません。
次の表は、当社総合研究所がまとめた月末ガチャにおける攻撃力最強アイドルの推移です。

  

方針の定まっていなかった初期を除けば、最大コストの上昇は6ヶ月ごと、性能は毎月約1%ずつ上昇させるという法則性があることがわかります。コスト20の登場は8ヶ月となっていますが、今後もその方針を続けるのかどうかはわかりません。
いずれにせよ、この性能上昇を抑えれば抑えるほど過去の安価な復刻SRの活用余地が高まるため、ますますデフレ傾向が進むことが予想されます。逆に言うと復刻SRと月末アイドルの性能、この2つの要素を観察することで今後のインフレ動向について予想することができるでしょう。

アイドル課税がある一方、給与所得も存在します。労働所得と呼ばれる5000位以内に毎週配られるエナドリ、イベントの個人順位報酬、プロダクション順位報酬がそれらにあたるでしょう。特にプロダクション報酬については、上位と下位の差があまり無いため注目されることがないですが、毎イベントの収入がそれだけ違ってくるとなれば案外塵が積もればで、生涯報酬としてはそれなりに差がつくため着目しても良いかもしれません。
最初に述べたとおり新規流入の減少とユーザーの高齢化により、人材は枯渇しています。人間の数に対して会社が多すぎる状況になっているのです。モゲマスというゲームの根幹の一つであるプロダクションという機能について、再評価を行う時期に差し掛かっているのかもしれません。

古い事例ですが、2007年10月1日、水産最大手のマルハと3番手のニチロが経営統合しました。魚価の高騰と消費の低迷による需要低迷のため、合併することによるスケールメリットを求めた形です。
このスケールメリット効果は当然モゲマス経済にも当てはまります。40人のうち半分くらいしか稼働していないプロダクションなんてザラですから、それが2つ統合しただけでプロダクションの規模が倍になる統合効果が得られれます。人の数に対して多すぎるプロダクションは統廃合により経営再編されるべきですし、優れた経営者が今行うべきなのは求人ではなくM&Aです。2005年に日本政府が会社法を改正させ、法整備により三角合併を可能としたように、モゲマスも政府がM&Aを容易にするシステム整備を行い、組織再編を促すことで社会の活性化を企図するべきではないかと考えられます。

先般、トレーニングルームのLv6、Lv7が解禁され、プロダクションの差異が広がる措置が実行されましたが、これもプロダクション集約施策の一環としてみることができるかもしれません。あとは株式を発行し、子会社を設立したり、ホールディングス制度にしても良いでしょう。配当を株主に還元する仕組みを作り、株式自体をフリトレに出品できるようにすれば買収も可能となります。
すなわち将来的に予想されるアイドルマスターシンデレラガールズのプロダクション運営の姿とは次のとおりとなります。

(望まれる未来のプロダクション運営1)
「大石プロダクションを買収?」
「そうだ。アレの株価は過小評価されている。収益力からすると5年で元は取れるぞ。急げ!今すぐ先方の大株主に話をつけろ。フリトレでも流動株を集めるんだ」
「はっ」
(1週間後)
「我々の動きが漏れたようです!相手は櫻井財閥。買収防衛のため独自に株を集めています!」
「ちっ、ホワイトナイトのつもりか…。相手が財閥とはいえ我々の方が先行している。引き続き買収工作を進めろ」
「さすがに櫻井財閥相手だと資金が……」
「銀行に話をつけろ!ここまで来たんだ、負けられん」
(1週間後)
「当社の取得は31%…とてもじゃないですが…。これだけの株式、処分もできません。銀行も返済のあてについて早期の回答を求めてきています」
「そうか、負けた、か…。下がれ」
「はっ」
「前川ァ…お前の言ったとおりだったよ。急いでも何も残らなかったな…。時間がないと思っていたのは俺だけだったようだ。約束通り、お前のもとに行くよ。いや、行くしかもう選ぶ道すらないのか……」(ロープに首をかける)


ほかにも、M&Aを行うということは、東京三菱UFJ銀行のように統合後に社内で権力闘争が行われることも期待できます。権力次第でなぜか古いシステムを使い続けるほうが勝ってしまったり、役員の椅子がなぜか片方に偏っていたり、そういった派閥の攻防を楽しむことができます。

(望まれる未来のプロダクション運営2)
「それでは、統合後の副社長は当社から3人、貴社から3人とし、社長も貴社から。以後は社長を旧当社、旧貴社から交互に出していくこととしよう。まずは君が社長を務めたまえ」
「承知しました。これからは手を取り合って社を繁栄させていきましょう」
(半年後)
「バ、バカな!次の社長は当社から!そういう約束のはず!」
「何を古いことを言っているんですか。我々は統合した。誰が社長になっても同じ会社出身、でしょ?」
「約束が違うじゃないか!く、黒川副社長!どうなっている!」
「現社長の仰るとおりです。もうあんたの時代は終わったんですよ。何もかも思い通りになると思わないでいただきたい」
「く、黒川くん……裏切ったのか……」


最近こういうのやりたいです。

モゲマス格差社会 ~安いアイドル、余るカネ~

いやー近頃めっきり安くなりましたね。デフレデフレで物が安く買えて良いっていうけど、こうも安くちゃ売る方の身にもなってみなって。えっ?何がって?やだなー、プロデューサーさん、アイドルですよ、アイドル!
今回の月末ガチャでの目玉アイドル[夜宴の白芙蓉]北条加蓮の価格は投入2,3日で700を切ってしまいましたが、値段が上がりがちなCool属性、単色強化、そして加蓮と三種の神器を抱えながらもこの価格帯をウロウロしているというのは、まさにこのデフレ時代を表す象徴的な相場ともいえるでしょう。

でもですよ、プロデューサーさん。お金がないわけじゃないと思うんです。円を飲み物に変える金融政策によって有史(二年前)以来、モゲマスの経済圏は緩和の舵取りを続けられてきました。万のスタドリを保有する資産家が次々と登場し、彼らはその多くをタンス預金として抱えています。アフリカに伝わる古い言葉では、こういった商流通が活性化されていない状態を「不景気」と呼ぶそうです。
滞留するカネは格差を硬直化します。古くからいたプロデューサーが多くの資産を滞留する一方、デフレにより若いプロデューサーが資産を稼ぐのは難しくなっています。今のあんたんは昔のあんたんより期待値が低く、若いプロデューサーがガチャチケであんたんする資産効率は下落しました。明日のスタドリは今日より高いのです。
資産階層の硬直化は、新規参入者の挑戦へのインセンティブを低下させ、その結果もたらされるのは社会全体の停滞です。

そもそもモゲマスは、その性質としてインフレがシステムにビルトインされており、性能のインフレ、相場のインフレとともにその成長を続けてきました。ガチャを回してもらうためには性能は上がり続ける必要がありますし、副産物として排出されたドリンクが通貨としてその流通量を増し続け、相場のインフレをもたらします。まるで高度成長期の日本のように、このインフレの両輪はしっかりと噛み合って数字を急激に伸ばし続けました。その結果、目玉アイドルの価格は当初300~400の相場から、イベント専用アイテムの登場もものともせず、わずか1年で1000に達する水準まで上昇。増え続けるユーザーと積み上がるドリンクを背景にこのまま相場は上がり続けるかのように思われました。しかし、永遠の成長なんて存在しないもの。高度成長を終えた経済はデフレ時代に突入し、700でやっとという現在を迎えます。

ではなぜ投資が減少し、資金が滞留するようになったのか。それは継続されたシステムがが自然現象としてもたらした民需の減少によるものと言えるでしょう。
例えば20万人が2000位を争うような状況よりも10万位が2000位を争うような状況の方が戦力となるアイドルを必要とする需要は弱まります。アクティブユーザーやランナーの実数はわかりませんが、数字の実勢から見るとピーク時からは相応の落ち込みがあるのではないかと推測することができます。また、過去のアイドルがパワー持ちに指定されることが増え、無理な投資を行う必要がなくなったことも要因としてあげられましょう。
金融政策としてスタドリをバラまいても、それが市場に十分流通されていないのが今のモゲマス経済を取り巻く実情ではないでしょうか。

金融政策は満足でも、それに応じた需要がなくては経済の活性化は導かれません。経済とはある種の実験のようなもので、現在の制度がもたらすものは現在の市場であることの答えが出たわけです。ちょうど方程式のXに数字を入れた答えを、我々は見たのです。

すなわち、ゲームシステムという制約上、自らブレイクスルーを生み出せない民需は現在の制度に最適化された行動をするだけですから、ビリヤードのブレイクショットは当局が打つ必要があります。
金融政策によるスタドリの総量のコントロールだけでなく、例えばインフレを引き起こして現在のバランスを崩してしまうリスクを負っても自らの身を切るような財政政策をあわせて行うことは成長の両輪となりえます。今のスタドリ1本の価値を薄め、投資が活性化するような経済を作れば、若いプロデューサーにもチャンスがあり、ますますゲームは発展することでしょう。具体的にはSRの濫造によって落ちたあんたんの価値を再び高めるための新しいランクの創設、性能インフレの加速、そもそものゲームシステム変更などが方向性の一例としてはあげられましょう。

当初綺麗なピラミッドを描いていたモゲマス経済の人口圏も、「○○○万人突破!」がリリースされる速度が落ちたことからもわかるように高齢化の一途をたどり、ピラミッドはその形を反対にしようとしています。
「資本家を殺せ!老人を殺せ!」をスローガンに既得権益者から資産を吐き出させるか、または相対的に価値を落としてしまうしか、先細りとなるであろう経済を救うすべは残されていないのではないかと思うのです。

リスクはありますが、恐れてはいけません。今日、リスクというと何やら怖そうな表現であるイメージがありますが、バーンスタインによれば「リスク」という言葉は、イタリア語で「勇気を持って挑戦する」という「リジカーレ」に由来するそうです。
何かを壊すのはとても怖いことですが、当局そして我々プロデューサーはそれを乗り越えてより良い未来を作るために挑戦する勇気を持ち合わせていると私は信じているのです。

(※)念のため申し添えますが、すべてゲームの話です

今さら聞けない『アイドルマスターシンデレラガールズ』とは?

モゲマス経済二年史、あるいはスタドリ思い出話
asakura-t
このへんの歴史も興味深いのですが、モゲマスのゲーム性とかゲームフロー的なものを知らないのだけど今更聞けなくてつらいので誰か教えてください…。こんな感じのでいいので>http://d.hatena.ne.jp/asakura-t/20140209/kancolle
リクエストがあったので、がんばって答えます。Wikiの記述等と少し違うかもしれませんが、その辺り個人的な解釈が入っているかもしれませんのでご容赦ください。

『アイドルマスターシンデレラガールズ』とは、アシスタントの千川ちひろさんを通じてバンダイナムコホールディングス、DeNA及びCygamesに貢ぐことを目的とするゲームです。プレイヤーはアイドルのプロデューサーとなり、定期的に更新されるガチャでアイドルを買ったり、イベントで走るためにドリンクを買ったりすることができるなど、自由度の高いフリー課金システムを採用していることが特徴です。

一度のガチャで目玉のSRを1枚得るために必要な投資額は、日本円にして約5万円。1回のイベントで上位報酬(1200位以内)を獲得するために必要な投資額は、日本円にして約2万~5万円程度と言われています。
イベントは、サービス開始から2年間断続的に開催され続けてきており、前のイベントが終了してから次のイベント開始まで中2日以上空くことはほとんどなく、プロデューサーは常に働かされ続けます。イベントは様々なものが手を変え品を変え提供されますが、代表的なところでは、APのような時間経過またはアイテムで回復できるポイントを消費して敵を殴ったポイントを競うイベントや、日本円で買えるアイテムをアイドルに与えて得られるポイントを競うイベントがあります。

最も盛り上がる「フェス」と呼ばれるイベントは、プロダクション同士の対抗戦で、回復アイテムを消耗して相手を殴り続けてたくさん殴ったほうが勝ちとなります。「札束で殴りあう格ゲー」という異名で呼ばれているのがコレです。上位報酬を取って目立ったり、フェスで仲間のためにたくさんお金を払うとまわりの人が褒めてくれますが、承認欲求がどーたらこーたらとネットでインテリの皆さんから言われて嫌な思いをするデメリットもあります。
しかし、本作においては「ソシャゲは重課金が無課金を一方的に殴って優越感を得るゲーム」という理解は当てはまらず、重課金プレイヤーが無課金プレイヤーを殴る必要性はほぼ皆無な構造であり、仕組み上、重課金者は重課金者同士で順位を争うことになります。また、多くの無課金はライトユーザーであり、そんな上位の争いにそもそも興味が無いため、結果的に重課金同士で争い、称え合っているのが実情です。

カードの性能だけでなく、プレイヤーであるプロデューサーの性能も育てることができます。
プロデューサーには「スタミナ」「攻撃」「守備」の3つのステータスがあり、「スタミナ」は仕事を進行させ経験値を稼ぐために使用します。「攻コスト」は他のプレイヤーを攻撃するため、「守コスト」は他のプレイヤーから攻撃を受けても弾き返すために使用します。ただし、前述のフェスなどで回復アイテムを使わせてたくさん攻撃させることが課金に繋がることから、守備にイベントなどでの優位性は設定されておらず「守コスト」は実質死にステとなっており、2chの本スレなどで「モバマス始めたんだけど、どのステータス上げていったらいい?」と尋ねると「最初は守備上げてガード固めておけ」などと親切なアドバイスをいただくことができます。なお、一度振ったステータスは、プロダクションに所属してもらえるボーナスポイントを入脱退して振り直しする以外は、振り直すことができません。

アイドルにはそれぞれ「10」「16」のようにコストが振られており、プロデューサー(プレイヤー)の攻コストの範疇でバトルに参加させることができます。たとえば攻コスト100のプロデューサーはコスト16のアイドル6人でほぼ一杯となってしまいますが、コストが200あるプロデューサーは12人と少し(端数は本来のコストから按分して能力を発揮)参加させることが可能です。
このシステムには問題があって、プロデューサーの保有コストが多ければ多いほど有利になってしまいます。すると、先行者有利に歯止めがかからないため、人口の新規流入が期待できません。ネトゲは多かれ少なかれ先行者有利なものですが、後発参入者でも不利とならない施策を打ち出して流入の活性化を図る必要があります。
そのため、最近のイベントではイベント用に手持ちのアイドル10人を選んで参加させる仕組みが採用されています。いくらコストがあっても11人以上参加させることはできません。Sレア10人を参加させる程度のコストであれば、その気になれば1ヶ月もかからずに確保できますので、後発参入者でもすぐにイベントで上位に食い込むことは可能です。必要なのはちょっとした覚悟と札束だけです。このようにヒエラルキー的にどのポジションにいても、課金で一気に上位に食い込むことができる仕組みが維持されているため、すべてのプレイヤーがどのタイミングでも自由に課金を楽しむことが可能となっています。

人口の流入は、モバゲーお得意の「招待」という手法でも担保されました。モゲマスを始めていないお友達に招待メールを送って始めてもらうと、お互いに利益があるという仕組みです。最盛期は聖教新聞の勧誘もこれほどではなかろうというほど目の血走った人たちが招待特典を求めてさまよい歩きました。親兄弟が見ていない間にケータイを失敬し、ポチポチと番号をモバゲーに売り渡した外道も少なくありません。
売り渡すのは人間そのものではなく番号であるというのもポイントの一つで、特別な方法で友達をたくさん作って招待する方法もあったようです。モバゲーのプロフィールの友達欄に、食べ物の種類が並んでいたり、魚の種類が並んでいたり、ずいぶん変わった名前の友達をたくさんお持ちの方なんだなぁと思われる人たちも存在します。
ただし「バンナムとDeNAに貢ぐ」というゲーム本来の遊び方から外れた一種のバグのようなものであるため、不思議なお友達を持っている人たちは、見つかり次第みな殺されました。

不要となったアイドルは「フリートレード」という市場に出品することができます。そこでは、ゲーム内のスタミナ回復アイテムである「スタミナドリンク」(通称スタドリ)が主要通貨として機能しています。スタドリは通常購入の場合、1本100円。もっとも高いSレアはスタドリ1000本弱の価格帯となっており、「アイドル1枚10万円」の由来はここから来ています。ただし、スタドリを1本100円の正規の値段で買っている人はほぼおらず、セットでまとめ買いすると割安であったり、ガチャのおまけでついてきたりするので、実質的には1本100円未満で調達可能です。

フリートレードに出品するためには、トレードチケットが必要ですが、手持ちのチケットが3枚以内の場合、3枚を上限に毎日無料で付与されます。トレードチケットは、ガチャを回してもおまけでついてくるので、数千枚持っている人もザラにいます。2012年7月以前は、フリートレードというシステムがなく、外部掲示板で条件を交換してトレードを行う商法が主流でした。トレードチケットという売買回数のキャップがないことから、相場の流れを上手く読めば課金なしでスタドリを増やして成り上がることも可能であったため、多くのプロデューサーが人身売買の道に堕ちました。しかし、現在でも値動きの激しい高い価格帯のアイドルに絞って投資するなどすれば、トレードチケットを多く消費することなく利ざやを稼ぐことが可能です。

レア以上のアイドルが引けるガチャは通常1回300円ですが、スタドリが15本ついてくる10回3000円のセットなど、様々なセット商品が常時提供されています。ガチャの確率は、SR1.5%レア98.5%という良心的な比率なので安心です。SRを引いたとしても、トレードに出してもスタドリ1桁にしかならない、いわゆる「ハズレ枠」も多く存在するため、万が一、SR確定演出が出ても最後まで安心できないスリルを楽しむことができます。
もし仮に1セット3000円だけの投資で目玉アイドルを引き当てることができたものは「あんたん」と呼ばれ蔑まれます。「あんたん」とは「安心の単発ID」の略で、すなわち他のプロデューサーに「3000円で引けたんだからお前も引けよ!イケるよ!」と単発IDで報告して射幸心を煽ってくる工作員のことを指します。実際は、3000円で引けるわけないですし、引いたという報告はすべてウソです。ガチャにはせめて3万円は握りしめて望みましょう。

最後に『アイドルマスターシンデレラガールズ』でプロデューサー生活を始める魅力を。
どうしても課金ばかりに目が行きがちな本作ではありますが、1時間で消費ポイントが全回復してしまうイベントに2週間ほど張り付くために生活を失う苦痛、上位を目指すために数時間張り付いて回復しては殴り回復しては殴りしなければならない労働感、手持ちのアイドルが時間とともにどんどん値下がりして自動的に資産が目減りしていく悲しみなど、お金で買えないたくさんの価値をマスターカードばりに得ることができるのです。
いつか訪れる、ゲームを終える未来に「あぁ……自分は一体なんということをしていたんだ……」というかけがえのない思い出を約束します。

福袋ガチャに投資してみた

モゲマスの1年で最も面白い相場が体験できる福袋ガチャということでこたつに包まってポチポチやっていたら年が明けていました。あけましておめでとうございます。

福袋ガチャというイベントをできるだけスリリングに楽しむために、今回はとりあえず全財産突っ込もうと考えていましたので、スタドリだけですが全財産突っ込んでみました。仕入れ価格は以下のとおりで、記載は仕入の時系列順。
(追記)反対売買の結果を赤字で記載しました。

[ドーナッツ☆マーメイド]椎名法子 119 → 140(+21)
[ドーナッツ☆マーメイド]椎名法子 105 → 135(+30)
[はんなり京娘]小早川紗枝 100 → 145(+45)
[新春の甘姫]双葉杏 640 → 610(▲30)
[新春の甘姫]双葉杏 630 → 600(▲30)
[新春の甘姫]双葉杏 620 → 600(▲20)
[サンライトマリナー]水木聖來 75 → 105(+30)
[メルヘン大作戦]桃井あずき 110 → 140(+30)
[シュガーリーボディ]榊原里美 70 → 92(+22)
[ドリーム☆プリンセス]古賀小春 95 → 自家用に転用
[ドリーム☆プリンセス]古賀小春 95 → 自家用に転用
[メルヘン大作戦]桃井あずき 102 → 140(+38)

計 2,761本(+136)
きっちり使い切って投資後の飲料残数はこんな感じ。
復刻は上がるという昨年の教訓を基に投資してみたものの、なぜ杏に浮気してしまったのか…。
かわいいは正義などではない、罪だ。というわけで物事は最初の計画通り進めることがいかに大切かという話でした。グギギ。



割合を見れば一目瞭然ですが、今回の重点投資先は[新春の甘姫]双葉杏。お正月の目玉がコスト20に届きませんでしたので、期待感の剥落から安くなるだろうとは思いましたが、600台前半とは、これまでの相場感から考えるとなお割安感があります。また、福袋の中にLPドリンクが封入されていることから考えても、ここから走ろうと考えている人たちの需要が出てくる…はず。

それに、なんといっても初期モゲマスの象徴たるAnzuchangですよAnzuchang。やっぱりこの2年間が証明したのは、性能ではなく収集欲が勝ちを決める絵画ビジネス的側面が、このゲームでは強いということ。なんつったって今回のAnzuchangちゃん天使やん!!こんなに高価じゃなければ自分で持っておきたいくらいですよ(ダイレクトマーケティング

それにしても去年のように福袋ガチャ投入直後に高値づかみして、フリトレ履歴に30分近く名前を残して広く公共に恥を晒さずに済んだことに安心することしきりです。あとは当たるも八卦当たらぬも八卦。

でも、張り付いてて思ったんですけど、[新春ロッカー]多田李衣菜が今30そこそこなんですよね。ちょうど1年前の今のガチャに投入されたときは400前後だったように記憶しています。1年で10分の1以下になっているわけですけど、来年の今頃、Anzuchangちゃんの価格はどうなってるんでしょうねぇ…。

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