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野球賭博2016 反省会

シーズン開始前の予想はこちら。一生に一度でいいから12連単あててドヤ顔したいです。
データは殆どDELTAヌルデータから。いつもありがとうございます。

【パ・リーグ】
1位 北海道日本ハムファイターズ (予想順位:3位)
大谷は素晴らしいピッチャーだけど打者として出さなければならないという起用制限で、結果として「他チームと比べてエースでイニング食えない」という弱点があるというのが持論だったけど、全然バッティング練習してない選手がOPS1.0超えてくると、制約どころかストロングポイントになっててえらいことに。中田翔の「練習してるのがバカバカしくなる」がだいたい全部表現しちゃってる。
強かったホークスを下して優勝に届いたのは、打撃陣だと西川、投手陣では高梨が計算以上の働きをした要因が大きい。特に西川の出塁率は4割を超えて、OPSベースでレアードとそんな変わらない成績を収め、MVPレースで2番手集団と言っても過言ではないのでは。高出塁率タイプなので来季以降も安定した成績が期待できそう。「智弁和歌山の打者は大成しない」のジンクスは智弁和歌山最高の才能が覆した。というかやっぱり若くから出てくる選手は持ってるものが違うんだなぁということで、2、3年後は淺間の番ですかね。
あとは有原も良かった。シーズン後半バテてたけど、前半の成績は良かった。やはり平均球速の速い先発はそれだけですばらしい。


2位 福岡ソフトバンクホークス (予想順位:1位)
シーズンは9月頭に柳田が骨折した時点で実質終わったのだけど、それでも貯金29は立派。得失点差もリーグ1位と今年も強かった。優勝に匹敵する成績なので各人の成績も優れたものばかりなのだけど、強いて言うなら李大浩の後任を期待されたカニザレスと上林が出てこなかったのが残念だった。上林は二軍でも打率2割4分前後と完全に死んでたので仕方ないとして、カニザレスに与えた打席が42打席というのは少なすぎたんじゃないかという気はする。歳も歳だし退団になっちゃったけど、二軍で長い間過ごさせるには惜しい選手だった。ただただ外国人枠との巡り合わせが悪かった。
投手陣ではバンデンハークが故障したのが結局は致命傷になった気がする。防御率は3.84と悪かったけど、K/BBは6.13で、WHIPも0.96と指標的には抜群なので、来季以降も故障さえなければローテの中心を担える。
ところで、二軍でも全然ダメだった松坂さんをシーズン決まってから消化試合で晒し投げさせたのは何が目的だったんですかね。携帯電話会社が解約不能の4億円の契約見せつけてくるの興行的にはすごい面白いんだけど、実際関係者だったら見てられないというか、かなりもにょる感じあると思う。


3位 千葉ロッテマリーンズ(予想順位:5位)
涌井と石川、それからスタンリッジの次を担当する4枚目以降に苦労したのは下馬評どおり。一方で打線の方はナバーロが思ったよりクルーズから格落ちになってたのと清田の不調を、角中と田村の上乗せ分でトントン。投打ともに総じて概ね力を発揮できた。この戦力で3位というのは最高順位では。2位以上に上がるにはローテ4枚目以降の厚みと中軸にOPS0.9以上の強打者が欲しい。
そういう意味では返す返すもナバーロ。打者としての傾向は急に変わらないから、韓国での成績どおりIsoDが高く出塁率は高かったけど、打率がうんこすぎた。BABIPが.241だったので多少のハードラックはあったにせよ、思ったよりコンタクトの悪いタイプだった。前任者のクルーズとの致命的な違いとして、セカンドの守備が恐ろしく範囲が狭く雑だった。というかクルーズの場合は、成績度外視でおしゃれな守備を見るのに金払う価値あったからその点で考えても残念補強だった。
投手陣では益田が復活したのは良かったけど、イニングが少ないリリーフでは「たまたま上手くいった」状態が続いた可能性もあって、来年も見てみないとわからないところある。


4位 埼玉西武ライオンズ(予想順位:2位)
ホントようやく山川穂高使いだしてくれて良かった。下でやることない二軍の帝王を一軍で開花させられないのは使い方の問題と思ってたので、森の捕手専念で来季以降に向けていい形ができてきたね、って毎年言ってる気がする。来年に向けて伸びしろを期待させるところだけは日本最高のチームだと思う。また来年も騙されてしまいそう。
せっかく超一流の捕手となって城島や阿部のようなチームを黄金期に導く可能性のある原石が転がってるのだから、たなべぇは無理矢理にでも捕手で使うべきだったと思う。かつてノムさんは「松井秀喜より伊藤智仁を獲ってよかった。スカウトは10年でも任期があるが、俺は1年ダメだったら首が飛ぶからな」と言ってたけれど、そういうジレンマがたなべぇに森を捕手として育てるインセンティブを与えなかったのかもしれない。ともあれ、結局炭谷使ってても毎年リーグ下位の失点数をフラフラしてたわけで、炭谷という捕手がどの辺で優れてるのかさっぱりわからなかったのだけど、やっぱり人間心理としてベテランという安心に逃避してしまうところがあるのかしらん。


5位 東北楽天ゴールデンイーグルス (予想順位:6位)
覚えていますか。今年もゴームズという大物外国人をワクワク補強したことを。なんかもう昔のこと過ぎて去年のことのようにも感じますね。ゴームズはシーズン開始直後に爆発四散したのだけど、結果的に5位に滑り込めたのはショートの茂木による力が大きい。ショートという負荷の大きいポジションでチーム2位のOPS(.738)を叩き出して、これでルーキーってのがすごいね。ドラフトで茂木が3位まで残ってたのはおそらく身長の問題じゃないかと思ったけど、プロでも長打が打てたし、結果的にものすごくお買い得な指名だった。UZRはそこまで良くないけど、範囲が広くてエラーが多いタイプなので、今後精度を高めていけば攻守に優れた良いショートになるかもしれない。良いショートのいるチームは強いぞ。
投手の方は相変わらず則本に頼りっきりの状態だけど、則本も今期は失点87自責点63と、失点数を見れば11敗も納得の内容。決して防御率ほど良い成績だったわけではない。それにしても今期も195イニングも食ったのは大きな貢献だった一方で、「壊れない存在なんてない」という言葉がそろそろ頭をよぎる。


6位 オリックスバファローズ (予想順位:5位)
やっぱりコーディエはダメだったよ…というかアメリカでの四球率見てもストライク入らないタイプだったのは明白だったし、早期に切れたので実害はそんなになかったけど、今年屈指の心に残る助っ人外国人でした。コーディエvs雄平の全球ボール球でフルカウントから空振り三振取ってたのは生で見れなかったけど、ミセリvsウィットの伝説の対決を思い起こさせた。日本のみんなは忘れません。ありがとうコーディエ。
しかしそんな細かいことよりも、最下位になった大きな要因としては金子千尋の不振が大きい。資金という名のリソースを重点的に配分しているエースが去年今年と7勝どまりではBクラスも当然の結果。金子は、K/BBが2.1と並の投手クラスの数字で特に四球率上がってるのが気になってて、あれだけの投手の四球率が上がるというのは、自分の思った通りにボールが投げられていないということでもあると思うので、状態相当悪かったのでは。
あと、ドネーションの小松選手が引退。おつかれさまでした。犬好きの気持ちすごく伝わったので頑張ってほしかったけど、再起ならず残念でした。しかし小松式ドネーションという優れた評価指標を開発したことは、思いもよらぬ野球界への貢献として今後も長く語り継がれていくでしょう。ちなみに今年の小松式ドネーションにより評価された貢献度ランキング1位は巨人のマシソンだったそうです。


【セ・リーグ】
1位 広島東洋カープ(予想順位:1位)
去年も1位まで6.5ゲーム差の4位とそう差はなかった上に、菊池丸が不調だったのにも関わらず、負け越したとはいえ得失点差もプラス32。巡り合わせさえ良ければ去年のうちから優勝もあった。しいて挙げるなら課題はライトとファーストくらいかと思ってたけど、ライトの鈴木とファーストの新井さんが絶好調でむしろストロングポイントになったので、17.5ゲームもぶっちぎる結果に。特に新井さんはこの歳になってこれほどの成績を残すとは、何かが憑いているとしか思えなかった。
鈴木誠也の成績も4年目でいきなりOPS1.0超えてくるとか驚異的の一言。山田といい、坂本といい、若いうちから1軍にアジャストしてるドラフト上位組ってのは、慣れた翌年いきなりとんでもない成績叩き出すよね。打席でのアプローチも良くて、528打席に対して長距離打者にしては三振が79と少なく、一方で四球は53あるので、選球眼が優れていてかつボールへのコンタクト能力も兼ね備えた打者というのがわかる。このタイプは安定感があって、来年以降も大崩れはなさそう。日ハム時代の小笠原がちょうどこんな感じだった。WBCのライトは埋まった。


2位 読売ジャイアンツ(予想順位:4位)
巨人というチームは2012年をピークにつけて下り坂を転がり落ちてる状態なので、もう少し順位を落とすかと思ったのに、ここで踏みとどまったのはリーグトップのWar9.6を稼いだ坂本一人の力と言えそう。ここにきて歴代遊撃手トップに近いレベルの数字叩き出してきたのは自分含め殆どの人が驚いただろうけど、BB/Kの数字見ると毎年少しずつ改善してきてるし、「右打ちやめろ」とか笑われながら打席での内容の進化をコツコツ模索し続けてきた結果が花開いたのだと思う。天才が努力するとエグいね。今期は576打席にして、三振67、四球81と四球のほうが三振より多かった。元々守備走塁については文句なしのレベルなので、WBCを前にして坂本が一段階レベルアップしたことは実に心強い。
投手陣では、菅野が183イニング投げて189三振で26四球のエグいスタッツ叩き出してた一方で勝ち星に恵まれなかったのはいつもどおりとして、菅野の勝ち星をせっせと消してた澤村がわずか64イニングで9暴投と、セリーグの暴投キングになってたのは笑った。2位は藤浪、岩貞、井納と先発陣が並んで6暴投だったことからも澤村のヤバさが際立つ。傍から見てたらもうちょっと肩の力抜いて投げればいいのにと思うけど、澤村は才能のない人間が筋肉を鍛え上げて超人たちに混ざったジェロニモなので、筋肉を信じるしか道はないのかもしれんね。


3位 横浜DeNAベイスターズ (予想順位:3位)
やはり日本の4番は筒香ですよの一言。強力なクリーンナップのほか、実は先発の頭数だけは石田、井納、山口、今永、久保、モスコーソ、砂田とそれなりに揃ってて、5番手6番手までしっかりした投手を用意できる点がこのチームの隠れたストロングポイント。長いシーズンを戦うにはエースの存在も大事だけど頭数を準備することも同じくらい大事よね。
一方で、数年来課題となっているセンターラインの貧弱さは今年も解決されず、筒香がいくら打っても3位止まりとなる要因となっている。返す返すも逃したグリエルは大きかった。課題が明確なだけに、山田か坂本が補強できるだけで一気に優勝まで届くと思うのだけど、セカンド・ショートの人材というのがいかに貴重かというのを思い知らされるところでもある。優秀なセカンド・ショートは市場に出回ることが殆ど無いので、内部で育成する必要があるという点が今後これより順位を上げるためのネックとしてつきまといそう。
前から言ってるけど、ベイスは本当に良い親会社に買ってもらったよね。集客もうなぎのぼりだし、番長の件見てもプレゼンも今風の手法入れてきてる。プロ野球というビジネスは保守的に続いてきたので、改革の余地は多く残されている。やっぱり何事も新陳代謝が必要なのであるなぁと思うなどしました。


4位 阪神タイガース (予想順位:5位)
最終盤で怒涛の7連勝で駆け込み4位に。セリーグは巨人ヤクルト以外はドンピシャかなと思ってたので、ひっそりと残念でした。チームが不振な要因は、やはり鳥谷の劣化に比例しているところが大きいよね。鳥谷も2014年以降急激に衰えてしまって、特に守備についてはわりと範囲が広い方から地蔵守備まで急激に落ちて、並クラスのレベルで止まる瞬間がなかったのが凄かった。ここまで急激な衰えは小笠原に匹敵するものがあるのではないかと思う。UZR最下位で打率.236のOPS.667だと、もはや弁護のしようもない。守備は年齢によるものなのでもう回復のしようはないと思うし、打撃はサードに置くには物足りなさすぎる。4億の5年契約しちゃったのは仕方ないと割り切る必要があって、株式の損切りじゃないけど、一刻も早く代打に回すべき状態。サードに回したまでは金本監督のファインプレイ。これまでの功労者ではあるのは確かなので、扱いが本当に難しいよね。
今年の金本采配の特徴は何と言っても若手を使いまくったところだと思うけど、中でも北條を定着させたところは良かった。シーズン後半くらいで内角をえらく技術的に捌いて、オッと思った打席があったのだけど、山田や鈴木誠也のように若いうちから1軍にもアジャストできてるし、彼らレベルの成長曲線は望みすぎかもしれないけど、北條がリーグ上位のショートに育つかどうかが阪神再建の鍵を握ってる。


5位 東京ヤクルトスワローズ (予想順位:2位)
バレンティンも帰ってきたし、打線は下馬評どおり強力でリーグ2位の数字。というか山田がいるだけで相当得点能力上がるのだけど。問題は投手で、694失点はぶっちぎりのリーグワースト。特に小川が年間通じてパッとしなかったのと、オンドルセクがキレてアメリカ帰っちゃったのが痛かった。オンドルセクは何だかんだ言ってリーグ上位級のリリーフだったので、比屋根のやらかしがなければ少なくともあと1つは順位だったはず。あの時のオンドルセクの顔本当に怖かったよね。同じキレ芸のバーネットがいれば、バーネットから話してもらって何とか問題を収められたかもしれないけど、バーネットがアメリカ帰っちゃった影響がコミュニケーションの面でも悪い方に出てしまった感じある。
新外国人のデイビーズも微妙だった。真っ直ぐが遅くて三振取れないので、打ち損じを祈ってイニング食うタイプ。アメリカのときの数字からして悪かったけど、ヤクルトにしては珍しいロートル獲ってきたなと思ったら案の定ダメだった。去年も神宮に成瀬とかいう方向性が謎の補強してて、成瀬も神宮来て以来さっぱりで、どうも補強戦略が上手く行ってない感じある。来年は外国人ほぼ総入れ替えになると思うので、ヤクルト名物外国人で一発当てるやつやらんと、少し宿題多そうなチームになってきた。


6位 中日ドラゴンズ (予想順位:6位)
気がついたらチームで一番イニング食ってたピッチャーがベテランの吉見(規定未到達)だったり、OPS0.8超えたのが後半サッパリでスタメン落ちしてたビシエドだけだったりと、少なくとも成績面でチームを引っ張る人間が誰もいなかった。平田が香取慎吾に「SMAPさんみたいに仲良くやるにはどうすればいいですか?」と聞いて香取慎吾に「まず仲悪いんで…」と答えさせてたのが今年のハイライト。公共の電波でこんなこと言っちゃうとか平田相当中日嫌いっぽいのですが、FAどうすんですかね。
小笠原慎之介は、防御率こそ3.36と見栄えがいいものの、三振58で四球40のK/BBが1.45と微妙な数字で、高卒ルーキーなのだから当たり前なのだけど、もう少し時間がかかりそうな気がする。お気づきかもしれませんが、我が名はK/BB大好きマン。カーショーとかが宇宙一優れた投手だと信じてやまないタイプです。
野手陣では、高齢で低出塁率で守備範囲狭いエルナンデスと再契約した編成自体謎めきながらも、結果としてショートには堂上直倫を定着できたことは良かった。エルナンデスには今年も256打席与えてて、それが一体チームの未来に何をもたらすのか趣旨を聞いてみたいことこの上なかった。いや、エルナンデス自体に罪はないのだけど。どうでもいいけどエルナンデスのフルネームは、アンダーソン・メヒア・エルナンデスという外国人オールスターみたいな名前だったりするぞ。


小さいころ、自分なりの日本代表オーダーとか作って遊んでたけど、実際に日本代表が世界大会で野球やってるとか、ゲームか漫画の世界かよって感覚がまだ抜けない。第1回WBCのアメリカラウンド緒戦で日本代表がジーターやケン・グリフィーと戦ってたアナハイムは未だに頭にこびりついてる。
いよいよWBCですよWBC。決勝ラウンドからアメリカに移るシステムは対戦相手固定になるからクソでも、やはり決勝ラウンドでドミニカやベネズエラやアメリカと戦うワクワク感味わいたいので頑張っていただきたいです。今年は近年の中でもかなりレベルの高い代表なので、いい野球を見るためにもメジャーが少しでもガチで来てくれるといいなぁと願うばかり。
早く大金持ちになってWBCにドバイワールドカップの10倍くらい賞金かけて世界最高の野球楽しむ享楽やりたいよー。

反資本主義のシャドウバース

「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」とはマルクスとかいうヒゲもじゃもじゃおじさんの言葉ですが、現代においては、ことゲームにおいても階級闘争が始まろうとしています。

SSRはレアより強く、レアはノーマルより強く、ノーマルはSSRに…強くない。
三すくみなんてものは存在せず、よりレア度の高い方が一方的に勝利するブルジョワ優位のピラミッド。暴力的で面白みのない構造は、けれども絶対的な枠組みとしてゲームのルールに降臨する。

けれどそれで良いのだろうか。ゲームの世界でまで金を出したものが勝つ。
金持ちがどこの世界でも勝ち続ける現実は認容されるべきものなのか?

金持ちが、憎いか?
不動産賃貸収入の不労所得で暮らしてる奴が、憎いか?
1ヶ月くらい休み取ってクルーズ旅行に出かける社長が憎いか?

ーーよろしい。ならば闘争だ。


では、手始めにお手元のシャドウバースを起動ください。
シャドウバースには、レジェンド、ゴールドレア、シルバーレア、ブロンズレアの4種類のカードがありますが、シルバーレア以上は出る確率が低いことからブルジョワジーの使うカードなのではないかという疑惑があります。
したがって、我々プロレタリアートに許されるのはブロンズレア、これだけです。これにより、レア度の高いカードを贅沢に使うブルジョワジーたちに鉄槌を下しめん。貴重カードを市民に渡さず、独占的に使う金持ちには、革命の刃を突きつけなければなりません。

貧民を率いるにあたって、まず、どのリーダーを選ぶかを検討します。
基本的には資源がものをいう長期戦は不利となるため、短期決戦を基本原則とします。「短期間で完了すること」は革命の必要条件であり、長期化するとリソースを豊富に有する政権側が優位に立つのは過去の事例を見ても明らかです。したがって、長期戦向きのドラゴン、ビショップ、ウイッチは選択から排除するのが適切でしょう。

次に重要なのがフィニッシャーを有することです。貧民は資源がなく、盤面を制する力に乏しいことから、唯一の勝ちパターンは「前半のうちにいくらかリードを作り、徐々に相手に優位を奪われながら、相手が十分な力を発揮する前にドサクサにまぎれてライフを削りきる」この全盛期の柴田善臣みたいな方法しかありません。
そういう意味では、まず盤面を相手が制している状態から勝つことが前提になるため、フィニッシャーは相手のライフに直接ダメージを与えられるフォロワーやスペルが好ましいでしょう。したがって、フェイス打撃力の低いエルフ、守護に盤面を抑えられると弱いロイヤルは選択肢から外されます。

そうなるとヴァンパイアかネクロマンサーが残りますが、ヴァンパイアは、ヴァンピィちゃんや夜の群れなど意外と序盤にゴールド・シルバーのブルジョワカードが必要になる一方で、ネクロマンサーのブロンズレアには「後半に直接ライフを削って勝つ」というコンセプトにピッタリのカースドソルジャーがいるため、ここはネクロマンサーを選ぶのが好ましいでしょう。

フォロワーに「リッチ」とかいう名前の奴が紛れ込んでいるのが気になりますが、見渡すとワイトとかスパルトイとか貧乏くさい顔した連中ばかりで、貧者のクーデターとしての舞台を整えるにピッタリのような気がしてきます。
そんなわけで今回構築したデッキはこちら(クリックで拡大)。


全部ブロンズなので、再構築コストはエーテル2000個と非常にお得な感じがあります。
想定する勝ちパターンとしては、序盤で直接フェイスを殴れるタイミングで、進化または「研磨の魔法」を使ってライフを削り、カースドソルジャーでフィニッシュという形になります。というかそれしか勝ち筋が見えないため、カースドソルジャーを出す際にファンファーレを使えないことがないよう墓場の数を逆算して動いていきましょう。
ポイントはダークコンジュラーの使い方。気軽に出せるゴーストは打点1兼ソウルコンバージョンの宛先と見ても、敵フォロワーの処理役と見ても使い勝手が良く、序盤の柱となってくれることでしょう。

では早速ランクマッチに持っていき、世界を革命する力を見せつけていきます。


「フォロワーたくさん出す形になるから使うシーン出てくるかなぁ」とスケベ心で1枚だけ入れといた運命の泉いらない説渦巻く中、緒戦はいわゆるテンポエルフに敗戦。シンシアやエンシェントエルフを贅沢に使ってくるブルジョワジー感あふれるデッキでした。我々プロレタリアートはこのような資本主義の暴力を決して許す訳にはいかない。今回は敗戦という形で一旦決着となったが、いつの日か第二第三の反資本主義セクトが現れ、貴様を討ち滅ぼすであろう。

戦には破れましたが、あらん限りの負け惜しみをぶつけ精神的に勝利したところで次戦へと進みます。


か、勝った…。

いわゆる疾走ビショップとエイラビショップの中間みたいなデッキでしたが、先行押切のスタンスで進化を連打してたらいい感じの交換ができることが多く、相手に余力を残させて勝つことができました。大体そもそも8ターン目までに戦力使い切って勝つしか勝ち筋がないのだから、運命の泉とかソウルコンバージョンみたいな「次に繋げる系」のカードは不要でした。考えてみれば、革命の失敗に二度目はないのです。

しかし2戦目でいきなり勝てても逆に振り上げた腕の落としどころがなくなって困るというか…。何かもうちょっと理不尽な圧政に対して労働者の怒りが爆発みたいなのがあってカタルシスになるというか、広島カープも25年ぶりに優勝したというバックグラウンドがあるからこそ盛り上がるのであって、前段階なしにいきなり勝っちゃっても特に何もなくなっちゃうというか…。とにかく困ります。ちょっと男子~、しっかり圧政やってよね~。

物質的にも精神的にも勝利を収めたことで次戦へと進みます。


その後も、カード引きまくって死神で自爆するナイスガイに助けられたりしましたが



横に広げられても、単体で強いフォロワー並べられても、全体的に除去する力がなく苦しみます。
メアリーの次のターンにソウルディーラー投げたら強いねとか理論上の話かと思ってたけど、メアリー除去できなくてマジに食らっちゃったよ!
中盤以降の支配力を高めたい同志諸君はインペリアルマンモスなどの採用を検討してください。

   
そんなわけで10戦回してみた結果3勝7敗でした(Shadowverse Logを利用)
ぶっちゃけAクラスなんで何とかなっちゃう部分があったのですが、真に反資本主義の精神を浸透させるためにはやはりAAクラスやMasterクラスでの革命を実現する必要があると思います。ブロンズに「死の舞踏」などの強カードがさりげなく入っている今はブルジョワを打倒するチャンスとさえ言えます。同志諸君の活躍を期待します。
実のところブロンズ縛りやってても相手全然気がついてくれることもないし、対戦で会話できるわけでもないので、やってみるとわりと虚しいなコレ感すごいのですが、資本主義の恥ずべき誘惑に負けない強い魂を育てることができるので、あ、ひょっとすると教育にもいいのではないかなという思いを持ちました。対戦をして遊べるだけでなく、遊ぶだけで心まで磨かれていく…。なんてお得なゲームなんだ…。
資本主義を憎み、シャドウバースを清く正しく遊んでいきましょう。

エモーショナル・コミュニケーション

最近Hentaistoneことシャドウバースはじめましたが、こんなことがありました。


コミュニケーション能力について神さまから試練を与えられているチャレンジドとして暮らしているので、頼むからゲームにチャット機能だけは入れてくれるな派なんですが、限られた機能の中で上手いことコミュニケーションを取れるとガッツポーツを取りたくもなります。いや、この場合相手の人が空気詠み人だっただけなんですけどね。

エモーションでの意思疎通って日本人と台湾人がカタコトの英語で話してるみたいなところあって、たとえばソウルシリーズにしてもそうなんですが、言葉ではなくアクション一つで相手に気持ちを伝えようとしてるとき、なんだか人は優しくなれます。
世の中にはクレーマーなどの怖い人がたくさんいますが、あれは高度な意思疎通が簡単にできてしまうがゆえに起きてしまうことであって、むしろ「おたくのせいで迷惑を受けた! 内容はこうだ!」ということを3時間くらいかけてゼスチャーも交えて伝える必要があるような状況だと、おそらく気持ちが伝わった時点でお互い感極まってしまい、最後にはクレームとかどうでもよくなって二人で幸せなキスをして終了ではないでしょうか。

言語が発達し、それを伝えるツールが数多ある現代社会では、人の主張が相手へ簡単に伝わりすぎてしまいます。人と人は根源的には分かり合えないのだから、コミュニケーションのための障害は多少あったほうがむしろ良いのです。
そうなると日本語自体果たして必要か?という話になると思いますが、おそらく結論としては要らないと思いますし、平和なコミュニケーションの形成にはLINEのスタンプ程度の方がむしろ良いでしょう。
人と人が本質的なコミュニケーションを楽しむ。相手の気持ちを理解できた時の喜びを、人間はもう一度思い出したほうが良いのです。会社を休みたいときは、上司に電話をするよりもポプテピピックのスタンプの一つでも送っておけば良いのです。

ともあれHentaistoneに話を戻すと、迷惑を受けた記憶もない運営からのお詫びが届いておりたくさんガチャが回せたので、アーウー言いながら回したらサタン様が出ました。めくる奴は右からめくるといいね。左からはダメだ。左からめくると出ないぞ。


サタン様!
最高のコスト!
MTGでいうところのファイレクシアン・ドレッドノート的なロマン!

引いてしまった以上は仕方なく、サタン様中心のデッキを組まざるを得ないので、サタン様を出すことだけを考え、ドラゴンでPP増やしまくって1ターンでも速くサタン様を出すか、ビショップで粘りまくってサタン様を出すターンまで持久戦が基本戦略となります。

難しいことは考えずに一点突破で良いのです。


そうなるとだいたいこんな感じになります。サタン様が降臨するタイミングでは劣勢のことが多いので、なぜか一人で出ていることが多いです。同じターンに同時に誰も出せないしね。出した時に意外と頼りないのもファイレクシアン・ドレッドノートっぽいです。あとは、相手のリーダーの体力を1にする「アスタロトの宣告」を引けるよう祈るのが基本戦略となります。

難しいことは考えずに一点突破で良いのです。


相手に守護持ちフォロワーがいなければ、このように相手の体力が20の状態から1ターンキルすることも可能です。画像の状態だと「相手から攻撃されない」ミストドラゴンとのコンボですね。
デッキはサタン様が出る前提から逆算して構築すると良いと思います。PPを増やして降臨までの時間を短くするか、守護持ち量産して粘るか、この2択しかサタン様の前には存在しないのです。
ちせい5のカインほどじゃないけど、私もジャングルの王者ターちゃん並に難しいことがわからないのでこれくらいしかできないのだ。


D帯くらいまではほどほどに負けないで来れてるのですが、そろそろサタン様の一発逆転力が届かなくなりそうで不安な今日このごろです。
とまぁ、長くなりましたが結局何が言いたいかというと…

ルナのお友達になってくれる?

ファックボールを投げたくて

結局のところ2015年はパワプロのコンシュマー新作が発売されることはないままに終了し、パワプロの第一作が発売されてから、有史以来初めて人類はパワプロの出ない一年を経験することになりました。

2014に栄冠ナインが付いてたので、ひょっとするとこれはコナミからの手切れ金みたいなもんで、もうパワプロはアプリでしか出ないんじゃねぇかと頭をよぎったこともありましたが、こうして無事にリリースされたことは幸甚の至り。
先発ピッチャーも中4日よりも中5日の方がいい仕事をする可能性が高いように、中1年空けたパワプロ2016は期待以上の出来で、冥球島オマージュのパワフェスは繰り返し繰り返し遊べますし、パワフェスあるから手抜きも覚悟してたサクセスも一定以上のボリュームありますし、ペナント、マイライフはいつもどおりで栄冠まで入っていると至れり尽くせり。シリーズとして近年最高の内容だと断言しても差し支えないと思うのですが、中でも地味に良いのが「新球種開発」モード。
スライダーとかカーブとかのベース球種を、変化量や伸びを増減させたり、変化の方向を変えたりして自分オリジナルの魔球が作れるやつです。

魔球ですよ魔球。
野球マンガとかだと、一つの魔球をストーリーの軸にして打てるだの打てないだの話を進めるのが定番ですけど、誰でも小さい頃に一度は魔球を投げる遊びをしたことがあるのではないでしょうか。はい、先生怒んないからゴムボールでナックル投げたことある人、手を挙げなさい。

誰しも、投げたいと憧れる魔球の一つや二つあって当たり前です。

中でも若いころヤンチャしてたみんなが大好きな魔球と言えばアレだよね。アレ。


パワプロ2016ならファックボールだって投げられる…!

ファックボールというのは、梅澤春人先生の『BØY』に登場する氷堂純一が投げるボールで、中指を立てて握り、打者の手元でホップしてヘルメットに直撃する軌道を描きます。
球が浮き上がるいわゆるライズボールというのは実際には存在しないですし、もし実際に浮き上がるボールを投げてしまうと空想科学読本入りして柳田理科雄案件になってしまうのですが、それが許されるのが魔球の世界。


パワプロというのは野球というスポーツからエッセンスを抜き出してコミック調にしたようなところがあるので、魔球という存在が自然に馴染んじゃうんですよね。パワプロは魔球ととても親和性が高く、ファックボールが不自然さなしに登場できてしまいます。

ところでプロ野球選手には実際にファックボールを投げる選手が存在するということも知られています。


かつて巨人の長野が「ミットに着くまでに2回空振りできる」と表現した杉内のチェンジアップは中指を立てて投げられているらしいですが、それを踏まえて作った氷堂純一はこちら。パワナンバーも付けとくので良かったらDLしてみてください。


パワナンバー:13600 90140 98584

ストレートがオリ変のファックボールに置き換わっているんですが、ストレート系なので全力投球すると「全力ファックボール」とか表示されてちょっとウケる。杉内投手によると、ファックボールと同じ握りでチェンジアップが投げられるらしいので、決め球はチェンジアップで。
宇宙一好きな魔球のファックボール投げて遊べるというだけでパワプロ2016の素晴らしさは未来永劫讃えられるべきなんですけど、「ファック」を禁止用語にしなかったことで、ファックボールをこの世に生み出せるようにした判断についてはコナミのファインプレーと言えると思います。

あとインパクトの強い魔球といえばアレですよね、魔球KOBE。


パワナンバー:13600 50171 50057

魔球KOBEは、『Dreams』 に出てくる神戸翼成の生田が投げる150km/hで揺れる高速ナックル。不謹慎すぎる名前で有名。今、魔球KUMAMOTOとか出したら絶対怒られるんだろうなぁ。爪楊枝はないけど、葉っぱでカバーできるあたりパワターは偉大。
Dreamsも魔球KOBEあたりまで見てたんですけど、あれから10年以上経って30巻くらい出てるはずなのに、3試合くらいしか進んでないらしい。1試合に6年とかかけてて、野球版のアカギみたいになってた。


パワナンバー:13200 20069 94276

『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』に出てくる宝陵高校の紫。原作だと紫のブレードシュート、クッソカッコいいんですよね。右打者の顔面に向かって進んで、打者の手前で急速にシンカー気味にシュートしてストライクゾーンに動くボールです。ファックボールの逆で、実用的ですね。
『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』は、捕手だけでなく二塁手とかもタックルとかキックで倒してボール落とさせればセーフというコリジョンルールを足蹴にするようなルールを採用しててクソ面白いですが、格ゲーの北斗じゃないですけど変なところでバランス取れてて個人的には好きなゲーム。

ファックボールも魔球KOBEもブレードシュートもその軌道はまさに魔球を言っても差し支え無いでしょう。

このような魔球がなぜ曲がるのか、という答えについては、高橋源一郎の『優雅で感傷的な日本野球』に登場するエースピッチャーが次のように語っています。

「ライプニッツを読んだかい? あいつは野球がわかってる。『実態の本性及び実態の交通ならびに精神物体間に損する結合についての新設』でライプニッツ先生はこうおっしゃってる。『現象はぜんぜん架空的なものではなく、どこか事象的なところをもつ、ところがこの事象性のよってくる根拠をもとめると、現象の中にはない。けれども、その根拠はどこかになくてはならない。それは単純な実態の中に存するということになる』それを読んでピンときたね。こいつは野球がわかってるってな。(中略)わかるか? ボールが変化するのはその内的原理のせいなんだって言ってるんだな。ライプニッツ先生は」

私はライプニッツについて詳しくないのですが、どうやら変化球について深く知りたければライプニッツを読む必要があるようです。ライプニッツも読まずにファックボールの軌道について批判するのは的外れであることがわかります。




それにしてもパワフェスは良い…。とても良い…。
強いて言うなら最初のうちは味方も弱いのでやりがいもあるけど、繰り返していくと仲間が強くなりすぎてオートでもアホみたいに点を取るので負ける要素がなくなるというところはあります。
サクセスでもそうなんですけど、作った選手の使い所がなかったりするので、過去に作った選手がランダムで敵として出てくるとかあったりすると敵もだんだん強くなるし、永久に楽しめそう。オリ変って一番面白いのは、それを投げるところじゃなくてそれを打つところだったりするんじゃないですかね。ファックボール打ちたいんじゃ~。


一応パワフェスの金トロも取っておきました。
あまりにアンドロメダ高校が出てこなくてアホみたいに何度もやり直してたんだけど、決勝戦は途中の行動で分岐するっぽい。矢部くんのイベント起こすとレッドエンジェルスが出てきたり、隠しマネージャーとか大豪月さまがいたりすると黒獅子出てくる確率が高かったりするので、内部的に「因縁ポイント」みたいなのがあって、途中で取った行動の蓄積で一番高かったところが最後に出てくる、とかそんな感じっぽい印象。あまりに偏ってたので、単純に確率の問題ではないと思われます。


そういや、初めてマイライフを引退まで遊んだんですけど、引退試合ってちゃんと1番打者で1打席だけ出場(2回から途中交代)って起用になって、打席中、画面端に嫁さんが泣いてるカットインが入るのな。ここまで遊ぶことはあまりないけど、こういうところまで拘ってるのとても良いと思います。

かつてアホほど出てた野球ゲームという存在が絶滅危惧種になって久しいですけど、こうしてファックボール投げて遊べるレベルで生き残ってることは本当に喜ばしい。
『優雅で感傷的な日本野球』では、失われた「野球」という概念を求めて色んな人が「野球」についての解釈を行っていきますけど、「野球ゲーム」も一度文明から失われてしまうと、再びこの位置まで辿り着くのがとても大変な気がするし、たぶんそうして創りだされた「野球ゲーム」は今こうして遊んでいるものとは全く別物になってしまうような気もするのです。

野球賭博2016


今年も予想12連単やります。当てるまでやります。

【パ・リーグ】

1位 ソフトバンクホークス(昨年順位:1位)
主な加入選手:和田、スアレス、高橋純  主な退団選手:李大浩、スタンリッジ、ウルフ
李大浩スタンリッジが抜けても、二軍で準三冠王のカニザレスと和田で即補っており、レギュラー陣の年齢層も高くなく、日本一となった昨年並の編成ができている。むしろスタンが抜けて和田が入るのは、外国人枠に空きができてバンデンハークを最初から使えるという点で昨対比プラスの効果と言えるのでは。ハゲのチーム作り恐るべしという感想しかない。万が一野手陣で誰か抜けても内野のユーティリティに川島慶三を控えさせ、外野で故障が発生しても二軍首位打者の上林が上がってくるのだから恐い。投手陣でも大隣、千賀、東浜クラスが余っている状況。レベルが高い上に層が厚く、少々のアクシデントでは崩れない。
ドラフトでは去年の松本裕樹に続き1位で高橋純平と高校生有望株を獲得し、将来への下地もしっかり。というかドラフト6位まで全員高校生指名という余裕っぷりがすごい。ドラフト5位の初芝橋本の黒瀬は故障歴あるし、田舎の都市伝説すぎてどこも獲らないかと思ったけど余裕のあるホークスが取ってくれたのは良かった。まさしく素材指名だと思うので、5年後に期待。

2位 西武ライオンズ(昨年順位:4位)
主な加入選手:バンヘッケン、竹原、多和田  主な退団選手:森本、脇谷、ルブラン
脇谷などの控えクラスの流出があったのみで、レギュラークラスについては概ね前年並の戦力を確保。とすると秋山栗山浅村おかわりメヒア森と続く打撃陣も健在で、森を捕手か外野で使えば山川穂高も使えて役満みたいな攻撃力。リーグ最下位の盗塁成功率で自軍のランナー殺しまくって自滅したり、最も確率の高い打者であるはずの秋山にバントさせてアウト献上したりしなければ、ホークスを凌ぐ攻撃力を発揮するはず。
韓国20勝投手のバンヘッケンは見た感じ安定感のないフォームで打者は合わせづらそうだけど、成績はバンデンハークというよりセドンをちょっとマシにした水準で、レベル的には一枚落ちな感。オープン戦では四球で崩れてたけど、韓国の数字では四球がそれほど多い投手ではなく、日本のマウンドに合うかどうかという点に問題がありそう。ローテの4,5番手くらいの期待値では。
去年はエース岸の戦線離脱もあったけど、一応順調に行けば岸、菊池雄星、十亀、牧田、バンヘッケン、野上と枚数は揃ってきている。よく「4~5年前のドラフトがその年の順位に影響を及ぼす」とか言うけど、カーブで150km/h出すことで知られる相内誠くんも4年目になるし、そろそろ一軍でそれなりに投げてもいい年だと思う。
とはいえ基本は破壊力で何とかするチーム。サーチアンドデストロイの精神で。

3位 北海道日本ハムファイターズ(昨年順位:2位)
主な加入選手:マーティン、バース、上原  主な退団選手:クロッタ、木佐貫、ハーミッダ
それほど大きな影響をあたえるほどの補強、流出はなし。ただ近藤健介がイップスと膝の故障で外野にコンバートされたのが昨対比でマイナス。小笠原、今成、近藤…。日ハムには打てる捕手が定期的に産まれて定期的にコンバートされていくのはなぜなのか。打てる捕手はリーグ問わず国内を通じて減少の傾向にあり、保護の必要性が叫ばれています。みなさんもお近くで打てる捕手を見つけた場合は、慌てず騒がず当局への通報をよろしくお願いします。
いかに大谷が素晴らしい投手であろうと、二刀流を続ける以上は年間6試合程度は登板機会の少ない先発なので、チームとして他のチームのエースと比べてその点での使い勝手の不利を被ることは、そういう約束で獲得している以上はやむを得ない。優秀だけど出場時間が制限されてるキャプテン翼の三杉くんみたいなもん。投手陣では、ストレートの平均球速がリーグ3位を記録した有原に2年目の伸びしろがありそう。あとはメンドーサは安定的だけど、吉川は年々奪三振率が落ちてきてて先発4番手以下の枚数に不安が残る。

4位 オリックス・バファローズ(昨年順位:5位)
主な加入選手:ボグセビック、モレル、吉田正  主な退団選手:ヘルマン、坂口、平野
今期は主に外国人を中心とした補強。前期の成績で大きくチームの足を引っ張ったのがファースト、センター、リリーフだけに、ボグセビック、モレル、コーディエと補強ポイントは適切。前期の大補強の「ファーストとサードをそんなに揃えてどうすんの」的な方向ではない。ボグセビックは対左が全くダメという触れ込みだったけど、今のところオープン戦で左投手と全然当たってなくてよくわからない。もしそれなりに使えそうなら、糸井、ボグセビック、T-岡田で外野陣は固まり昨年のネックの一つが解消される。
あとはリリーフだけど去年の計算外の一人である佐藤達也が今年もオープン戦から燃えててヤバそう。100マイル投げるらしいコーディエはアメリカの成績でもコントロールがクソ悪いので挨拶代わりに四球出すタイプっぽい。昨年は金子千尋がシーズンの半分しか使えなかったのが、今年は開幕から使えるという上積みは大きいけれど、守りのチームでリリーフに不安を抱えるのは厳しい。
それと守備の要の安達の離脱も頭が痛い材料の一つ。代わりのショートが中島さんとか初め聞いたとき耳を疑ったけど、マジでやるらしいので安達が帰ってくるまでは守備がアポカリプスナウ。守備のチームから守備を引いたら何が残るのか。

5位 千葉ロッテマリーンズ(昨年順位:3位)
主な加入選手:ナバーロ、スタンリッジ、平沢  主な退団選手:今江、クルーズ、カルロス・ロサ
今期は出入りの激しい補強事情。今江、クルーズというセイバー信者が嫌いそうなフリースインガーが抜けて、代わりにナバーロという韓国時代に48本塁打を打ちながら年間100近い四球を選ぶ超絶選球眼を持つ真逆のタイプが入ってきたのはプラス。IsoDは0.1前後をキープしながら長打を併せ持つのはかつてのペタジーニを髣髴とさせるし、オープン戦でもいきなり2試合連続HRを放ち、これは神外人確定ですわと確信してからの、まさかの現行犯逮捕というジェットコースターオチ。ペタジーニ2世ではなくネルソン2世だったとは…。悪意のある話じゃなくて本人も可哀想なところあるんだけど、チームとしては痛い。出場停止が1ヶ月で済んだのは不幸中の幸いだけど、ナバーロが復帰する5月までは戦力減で耐えなければならないのは辛い。
先発陣の補強として獲得したスタンリッジの方はここ数年成績が悪化傾向にあるのが気がかり。スタンを戦力に見ても、涌井石川くらいしか通年で計算のできる投手がおらず、先発陣が枚数不足でやりくりに苦労しそう。

6位 東北楽天ゴールデンイーグルス(昨年順位:6位)
主な加入選手:今江、ゴームズ、オコエ  主な退団選手:ペーニャ、サンチェス、クルーズ
ゴース、あるいはゴームズ。我らの祈りが聞こえぬか…。って頭のなかで再生されまくってて困るんですが、今年のワクワク補強はメジャー通算162本の大物ゴームズ。ここ数年調子を崩しているものの、打率が低くて三振が多く、出塁率が高くて長打が多いというアンドリュー・ジョーンズ以来の楽天の伝統である待球長打タイプ。故障で開幕絶望となっているこちらも新外国人のアマダーとクリーンナップを組めれば見た目は強そう。ただ、大物ワクワク補強は、ジョーンズ以降、ユーキリス、サンチェスと連続で失敗していて、やっぱ基本的に落ち目のメジャーリーガーを連れてくるという基本戦略自体ダメじゃねという話になりそうだけど、個人的にワクワク補強はマジでワクワクするので、できれば続けていただきたい。
投手陣は相変わらず則本以外計算が立たないけど、特に補強はなし。そろそろワクワク補強の矛先を投手に向けてみるのも良いのではないかと。名前の知れた大物メジャーリーガーが日本のマウンドに立つのめっちゃワクワクするやん。

【セ・リーグ】

1位 広島東洋カープ(昨年順位:4位)
主な加入選手:ルナ、プライディ、岡田  主な退団選手:前田健、ヒース、シアーホルツ
マエケン(RSWIN:3.84)が抜けて投手は弱体化も、ルナ(RCWIN:2.05)の補強で弱点だったサードが補強されたのは好印象。新井さんを除けばレギュラー陣も全体的に若くて衰えの懸念もなく、総じて昨年並みの戦力を維持できた。元々昨年の時点でチームとしてピークに近い状態だったことは疑いようもなく、Bクラスながら得失点差も大きくプラス。言ってみれば麻雀上手い人がツモに恵まれなくて負けたようなもので、順当にいけば強力。
今年は開幕からエルドレッドがいるのも上積み要素。會澤、菊池、田中広輔、丸で構成されるセンターラインはリーグ屈指ながら、懸念材料は新井さんのファーストと野間のライト。しかしあれだけ「隙あらば野間」と言われても緒方監督が起用し続けたからには、野間には何かあるに違いない。
野間さえ化ければ弱点はない。野間を信じろ。

2位 ヤクルトスワローズ(昨年順位:1位)
主な加入選手:デイビーズ、坂口、原  主な退団選手:バーネット、ロマン、ミレッジ
去年は山田一人でチームを優勝させたようなもの。RCWIN8.18、UZA+18.2でWAR12.3というまさに化物。しかしながら、セカンドで毎年これだけの成績を期待するというのも酷な話というか、この成績が毎年続いたら伝説に残るレベルなので若干の成績低下は織り込まざるを得ないと思う。周りの川端・畠山もキャリアハイクラスの成績を出してるので、優勝のためには誰かもう一人が必要となるのでは。バレンティンが全盛期くらい打てば全く問題無いだろうけど、故障が多すぎてオリックスのブランコみたいに使い勝手の悪い存在になりかねない。
また、元々先発陣には不安を抱えるなか、救援陣もバーネット、ロマンの離脱が大きく、こちらも前年比での悪化を織り込む必要がある状態。新外国人のデイビーズはメジャー43勝の実績があるけど、ちょっと見た感じではボールに威力がなく、コントロールでまとめるタイプの投手。過去のキャリアでも奪三振率が低いのが気になるところで、ローテの軸を担うほどの成績は期待できないのでは。
山田がいるというアドバンテージは依然として大きい。ただ山田依存が強すぎて万が一山田が離脱したらチームが終わるという非常にわかりやすいチーム。

3位 横浜DeNAベイスターズ(昨年順位:6位)
主な加入選手:ロマック、ペトリック、今永  主な退団選手:バルディリス、岡島、多村
確実性の高いバルディリスが流出し、粗いタイプのロマックに変わったくらいで、大きな戦力増減は見受けられない。バルさんの守備も微妙だったけど、ロマックもサードの守備率0.9前半程度とエラーが多いのでそのへんは引き続き頭を抱えることになりそう。オープン戦ではサード白崎とか試しててそれもそれで破壊力不足に陥る危機が。
数年来センターラインが弱いという課題のわかりやすいチームだったけれど、そこに大きな補強ができなかったのがネック。石川倉本の二遊間は十二球団屈指の不安感で、特にOPS0.6少々で守備もダメという元キャップを1番セカンドに据えるのはハンデ以外の何物でもない。しかしながら他にいないのであれば仕方のない話で、奮起してもらうしか。グリエルは弱点を埋めるどころか他チームに対する優位性にまでなるという、ほんと奇跡的なほどピンズドな補強だったんやけどね。
去年は先発陣がガタガタでリーグ最下位の防御率に沈んだけど、山口井納久保が100イニング少々しか投げなかったことも要因で、この3人が年間通じてローテを守ることができるだけで大幅に改善が見込める。あとはオープン戦好調の今永が100イニングくらい食ってくれれば、総じて見れる感じの数字に落ち着くのでは。
筒香を中核としたクリーンナップは相変わらず強力なので、少しのスパイスで躍進できるチームのはず。筒香はかれこれずっと未来の日本の四番と言い続けてるんだけど、長打力と選球眼の備わったすばらしい打者。今年こそ30本打つと思うですよ。

4位 読売ジャイアンツ(昨年順位:2位)
主な加入選手:ギャレット、クルーズ、桜井  主な退団選手:高橋由、井端、笠原
代打打率4割出塁率5割弱という切り札がなぜか引退させられて監督やってたり、賭博で人がいなくなったりというエクストリーム戦力流出もあったけど、マイコラスがサボる気マンマンでアメリカに帰ったことも大きなマイナス要素。元々、原政権時代は阿部という史上屈指の捕手のチームで、去年阿部が捕手から外れた時点で終わったチームだった。しかしながらマイコラス、ポレダ、高木勇人という予想外の新戦力が偶然カバーして土俵際で踏ん張ったのが昨年の成績という位置付けをする必要があって、マイコラスがアメリカに帰ってポレダ高木についてデータが揃った状態では、従来想定された下降線に回帰せざるをえない。戦力的に見れば笠原と高木京介の離脱も影響が大きい。マイコラスの帰国にあわせて結局マシソンをリリーフに戻したけど、もしマシソンを先発に持ってくるならば右のリリーフが手薄になるので、そこに入るはずだったパーツは笠原なんだよな。そして山口の後釜が高木京介のはずだった。2人の玉突きでチーム編成に与えた影響は大きい。
投手と守備が良いチームなのに、クルーズを補強してセカンドで使うっぽいのもチームの良さを殺すマイナスポイント。ギャレットジョーンズも穴の大きい打者で、本来できればツープラトンで使いたいタイプ。エルドレッドなどの他球団の中軸外国人選手ほどの成績は残せないのでは。
そして賭博発覚での突発的な戦力ダウンという潜在リスクを抱え続ける。暗黒時代は近い。

5位 阪神タイガース(昨年順位:3位)
主な加入選手:ヘイグ、藤川球児、高山  主な退団選手:マートン、呉昇桓、関本
マートンは元々数字的には大きな戦力となっていなかったので、問題は石直球の穴。代わりストッパーとして獲得したマテオはアメリカの成績見るに、奪三振率が高く四球率は平凡というタイプで、総じて能力は高そう。タイプ的には巨人のマシソンと近そうで、奇声をあげる審判にイライラしたりしなければ十分やれるのでは。
去年からの伸びしろで一番大きいのは西岡がセカンドで使えそうという点。ただ西岡をセカンドにおくにはヘイグがサードで使えるというのが前提で、オープン戦見るにヘイグが微妙っぽいのがチーム設計を狂わす可能性があり、リスク要素として残る。外国人の当たり外れだけは祈るしかない。
攻撃陣はゴメスと福留くらいしか長打のある打者がおらず総じて迫力不足。去年、鳥谷の守備が急激に衰えていた点も残念だったけど、全体的に高齢化が進んでおり、投手野手ともに衰えのある選手が並ぶのも懸念点。

6位 中日ドラゴンズ(昨年順位:5位)
主な加入選手:ビシエド、大場、小笠原慎之介  主な退団選手:ルナ、谷繁、和田
ルナを切ってエルナンデスを残す判断面白みしかないし、伝説的な編成。低出塁率で(0.317)、守備範囲も狭く(UZR▲9.3)、日本人遊撃手育てる障害にもなってて、むしろチームのウィークポイントとも言えるエルナンデスをわざわざ外国人枠使ってまで残す意味マジわかんないんですが、落合GMには何か見えているところがあるんですかね。野間を信じろ理論でも、エルナンデスもう34歳のおっさんなんだよなぁ…。
新外国人のビシエドは低出塁率高長打力の典型的フリースインガータイプで、かつてのラミレスみたいに日本の配球を研究するとか何とかしないと、単に当たり外れの大きな打者に終わって、チームを上位に浮上させるほどの成績は残せなさそう。
来期はついに平田のFAが訪れるという一大イベントも控え、立ち回りを悪くすればさらなる戦力流出もある。若手を中心としたチーム再生は急務。メジャーみたいにレギュラー1人と若手複数人のトレードを行うなどして、計画的に中長期的な立て直しに舵を切る必要があるのでは。


日本一はホークスで。レートはへビジューでよろしくお願いします。
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